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光文社文庫 か24ー3
光文社 片岡義男
点
それまでの日本語文学にはなかった、まったく新しい文体で小説家・片岡義男が誕生したのは一九七四年。だがそれ以前の「フリーランスのライター」時代については綴られていなかった。その「作家以前の自伝」を、当時流れていた音楽と結び付けた異色の私小説集。物語に登場する百二十一枚のレコードジャケット写真に、読みながら曲を聴けるプレイリストの二次元コードを併載。
1960 ディーン・マーティンもリッキー・ネルスンも、いまのうちだから1961 スミス・コロナのタイプライター。ばったり。うっかり。がっくり。どっかり1962 一月一日の午後、彼女はヴェランダの洗濯物を取り込んだ湖のほとりのプールに陽が沈む。そして夏は終わる1963 あのペンネームはどこから来たのか大学の四年間は一通の成績証明書となった真珠の首飾りを彼女がナイト・テーブルに置いた営業の人になりきったら、それ以外の人にはなれないでしょう?男の社員ばかりで鬼怒川温泉に行き、それからどうするというのかあなたは、このコーヒーの苦さを忘れないでだからそこでは誰もが霧子だった彼は鎖骨の出来ばえを語る。隣の店ではボブ・ディランが語る1964 バラッドは彼女の全身に吸い込まれていったひょっとして僕は、甘く見られているだろうか僕はいま拍手をしています。聞こえてますかみなさんのお店ですから、気をつけてください今日という日がすべてひっくるめられた一曲とはクリーム・ソーダは美しい緑色のフィクションだ女が鳴らす口笛は恋の終わりの東京ブルース1965 ビリヤードの匂いと江利チエミ、そしてパティ・ペイジ〔ほか〕
著者初の「私小説集」。大学生時代、3カ月の会社員生活、フリーランスのライターとして原稿用紙に鉛筆と喫茶店の日々……。「作家以前」の知られざる日々が、あの乾いた筆致と当時のレコード、そして珈琲を伴って鮮やかに浮かび上がる。本文中には小説に登場する121枚のレコードジャケット写真をすべて収録。さらに文庫版特典として「登場曲の数々を聴きながら読める」QRコードも掲載。この一冊で新たな読書体験が味わえる。
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[BOOKデータベースより]
それまでの日本語文学にはなかった、まったく新しい文体で小説家・片岡義男が誕生したのは一九七四年。だがそれ以前の「フリーランスのライター」時代については綴られていなかった。その「作家以前の自伝」を、当時流れていた音楽と結び付けた異色の私小説集。物語に登場する百二十一枚のレコードジャケット写真に、読みながら曲を聴けるプレイリストの二次元コードを併載。
1960 ディーン・マーティンもリッキー・ネルスンも、いまのうちだから
[日販商品データベースより]1961 スミス・コロナのタイプライター。ばったり。うっかり。がっくり。どっかり
1962 一月一日の午後、彼女はヴェランダの洗濯物を取り込んだ
湖のほとりのプールに陽が沈む。そして夏は終わる
1963 あのペンネームはどこから来たのか
大学の四年間は一通の成績証明書となった
真珠の首飾りを彼女がナイト・テーブルに置いた
営業の人になりきったら、それ以外の人にはなれないでしょう?
男の社員ばかりで鬼怒川温泉に行き、それからどうするというのか
あなたは、このコーヒーの苦さを忘れないで
だからそこでは誰もが霧子だった
彼は鎖骨の出来ばえを語る。隣の店ではボブ・ディランが語る
1964 バラッドは彼女の全身に吸い込まれていった
ひょっとして僕は、甘く見られているだろうか
僕はいま拍手をしています。聞こえてますか
みなさんのお店ですから、気をつけてください
今日という日がすべてひっくるめられた一曲とは
クリーム・ソーダは美しい緑色のフィクションだ
女が鳴らす口笛は恋の終わりの東京ブルース
1965 ビリヤードの匂いと江利チエミ、そしてパティ・ペイジ〔ほか〕
著者初の「私小説集」。大学生時代、3カ月の会社員生活、フリーランスのライターとして原稿用紙に鉛筆と喫茶店の日々……。「作家以前」の知られざる日々が、あの乾いた筆致と当時のレコード、そして珈琲を伴って鮮やかに浮かび上がる。本文中には小説に登場する121枚のレコードジャケット写真をすべて収録。さらに文庫版特典として「登場曲の数々を聴きながら読める」QRコードも掲載。この一冊で新たな読書体験が味わえる。