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価格:4,950円(本体4,500円+税)
【2022年02月発売】
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[BOOKデータベースより]
今度こそ、あらゆる子どもに性教育を、性の多様性に関する教育を届けるために。90年代、00年代、10年代―三度にわたるバッシングの歴史をひもときながら、いま私たちにできること、すべきでないことを提言!
第1章 性教育の原風景
[日販商品データベースより]第2章 「性教育」とはどのような教育か?
第3章 性教育バッシング、その実態
第4章 バッシングの炎が燃え盛るとき、そうでないとき
第5章 「性の多様性」を教育の場でどう取り扱うか?
第6章 トランスフォビアのなかで生き延びるために
終章 ブームとバッシングのあいだで考える
今度こそ、あらゆる子どもに性教育を、
性の多様性に関する教育を届けるために!
【本書の内容】
2015年にはじまる「LGBTブーム」。そして2018年にはじまる「おうち性教育ブーム」。そうした流れの中で、性と性の多様性に関する教育の必要性が、改めて叫ばれている。
しかし歴史を見れば、権利保障が前に進もうとするとき、それを揺り戻そうとする動きも前後して起こってきた。そんなバッシングがまかり通ってしまったために、性教育の機会が、性的マイノリティの居場所が、奪われてしまったこともある。
そう、戦後の日本には、性教育をめぐって三度のバッシングがあった。そのとき、教員に限らない社会の人々は、何をして、何をしなかったのだろうか?
気鋭の教育学者がその歴史をひもときながら、バッシングを目の前にしたとき、私たち一人ひとりにできること、すべきでないことを考える一冊。
【本書の見取図】
三度にわたるバッシングの歴史をひもとく!
◆80年代――萌芽期
「性教協」という団体で、性の多様性に関する教育がすでに練り上げられ、実践されていた。
◆90年代――スルーされたバッシング
「官製性教育元年」が興るも、旧統一協会が「新純潔教育」を掲げ、性教協に対する批判キャンペーンを展開。
◆00年代――燃え盛ったバッシング
「七生養護学校」の性教育実践に対し保守派が批判を展開。裁判で教師側が勝利するも、以後、性教育はハレモノ扱いに……。
◆10年代――失敗したバッシング
「足立区立中学」の性教育実践に対し保守派が批判を展開。結果的に、いまに続く「おうち性教育ブーム」につながる。