- 材料学 改訂版
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- 価格
- 2,970円(本体2,700円+税)
- 発行年月
- 2023年04月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784339044867
[BOOKデータベースより]
1 総論(機械材料の分類と規格;設計と材料選定;材料の試験および検査法)
2 金属材料(金属の結晶構造とその性質;平衡状態図;熱処理;構造用金属材料;鋳造用金属材料;工具金属材料;耐食材料;耐熱金属材料;特殊機器金属材料)
3 高分子材料(プラスチック材料;エラストマー材料;接着剤)
4 セラミックス材料(セラミックスの分類;セラミックスの製造プロセス;機械材料としてのセラミックス;光学材料としてのセラミックス;耐熱材料としてのセラミックス)
5 複合材料(プラスチック基複合材料;金属基複合材料;セラミックス基複合材料)
初めて材料学を学ぶ方向けに,金属,高分子,セラミックス,複合材料のそれぞれの分野を幅広く扱い,基礎的な知識を持ったうえで,専門的に深く追究すべきとの考えに基づいてまとめた。改訂版ではおもにJISの規格の更新を行った。
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どちらかと言えば設計者向けの機械材料学
機械系の材料学のテキストは、大きく分けると材料自体を生産・改質・調質などを行う素材メーカ・生産技術向けの材料をミクロな視点で物理化学・固体物理学的に捉える理詰め型と、材料を使う側である完成品の機械や部品の設計者向けに各種機械材料の性質の違い、特にJIS等の規格の記号ごとにどう性質や用途が細かく違うのかを解説したマクロな視点からの設計論的な説明・紹介を主としているものに大別されるようですが、本書はどちらかと言えば後者の、(JIS)規格ごとの材料の性質の違いに紙面が割かれている印象を受けるテキストになります。本書と同じく後者に属するテキストとしては例えば「図解 機械材料」( 打越 二彌 著、東京電機大学出版局)がありますがこちらよりは本書は非金属の高分子(樹脂)・セラミックス・複合材料については記述が充実しています。前者に属するテキストとしては例えば「機械材料学 (JSMEテキストシリーズ 12)」が挙げられるかと思います。
機械系における材料(科)学の授業は半期1セメスター2単位×2程度(高専だともう少し多い?)であることが多いようですが、個人的には片方は例えば本書に沿った設計者目線の主に知識を教授する材料学、もう片方は物理化学・固体物理学的に材料を統一的にミクロな視点から捉える材料学、とすみ分けられれば理想的だと考えていますが、機械工学もコンピュータ援用技術やシステム工学的な方面を中心に裾野が広がり続けていることもあり材料学だけに時間を割くわけにはいかなかったり、授業担当教員の専門性、(きわめて)広義の機械材料学を研究していても金属材料や固体物理学・物理化学的な素養に必ずしも明るいとは限らないことを踏まえると、生産者目線と設計者目線双方を材料学の授業を通じて学生に教えるのはそう簡単ではないのかもしれません。


























