[BOOKデータベースより]
戦時下で、女子の中等教育を担った高等女学校の生徒たちに課された軍事教練の実態を、公立高等女学校の卒業生への聞き取り調査から探り、女性の身体を「兵士化」するありようを掘り起こす。前線に送られた男性に代わって正式な軍属として務めた女子通信手による「防衛」のための任務内容にも光を当て、戦時下の女性の動員の実相を浮き彫りにする貴重な成果。
序章 軍国主義と女子の身体
第1章 戦時下の高女とジェンダー―研究対象と先行研究
第2章 戦時下高女の女子教練にみる「身体の男性化」
第3章 戦時下高女の軍事化の具体的様相―関東・東海地方の聞き取り調査から
第4章 戦時下の高女の学校生活―高女生身体への視線の交錯
第5章 女子通信手としての軍属経験―「労働の男性化」の一側面
終章 調査が問いかけるもの
総動員体制下、高等女学校生に課せられた軍事教練の実態を聞き取り調査から描き、女性の身体を「兵士化」するありようを掘り起こす。さらに軍属として情報通信業務に従事した女子通信手の任務内容も明らかにし、戦時下の女学生の動員の内実を浮き彫りにする。
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