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[BOOKデータベースより]
国王と議会、国家と市民、宗教戦争と寛容の対立、植民地化の始まり…『人間知性論』『政治二論』で近代国家初期のありようとそこに生きる人間の様相を探究したジョン・ロックの全姿を描く基本書。
サマセット州の幼年時代
[日販商品データベースより]ウェストミンスターの生徒時代
オックスフォードの学生時代
感傷的な友情
初期の政治思想
オックスフォードの個人指導教師
外交官
医師
アントニー・アシュリー・クーパー
エクセター邸にて〔ほか〕
1957年初版、イギリスの哲学者ジョン・ロック(1632-1704)の生涯と思想と活動とその時代を縦横かつ生き生きと描いた本書は、現在もなお貴重なジョン・ロック伝であり、ロック研究の基本文献として通っている。1948年にロックの3000通近い手紙と1000点ほどの雑多な手稿をふくむラヴレス・コレクションを見ることができるようになったことで、それまでのロック研究は一新し、本書の執筆・刊行は可能になった。
ピューリタン革命や名誉革命に代表されるように、国王と議会、国家と市民、宗教戦争と寛容が対立し、植民地化の始まりの時代にあって、ロックは何を考え、『人間知性論』や『政治二論』などの作品を世に送ったのか。幼年時代から晩年まで、近代国家初期のありようとそこに生きる人間の様相を探究したロックの全姿を描いた、思想史の碩学による古典的名著である。