[BOOKデータベースより]
アイドルたちの多様な実践が普遍的な人気を集める一方で、「恋愛禁止」とその背景にある異性愛規範、「卒業」制度に表れるエイジズム、視線にさらされ続けるパーソナリティなど、アイドルとして生きる人に抑圧を強いる構造的な問題も無視できない。アイドルの面白さと可能性、困難と問題性について、手放しの肯定でも粗雑な否定でもなく、「葛藤しながらアイドルを考える」ことの可能性をひらくための試論集。
序章 きっかけとしてのフェミニズム
第1章 絶えざるまなざしのなかで―アイドルをめぐるメディア環境と日常的営為の意味
第2章 「推す」ことの倫理を考えるために
第3章 「ハロプロが女の人生を救う」なんてことがある?
第4章 コンセプト化した「ガールクラッシュ」はガールクラッシュたりえるか?―「ガールクラッシュ」というコンセプトの再検討
第5章 キミを見つめる私の性的視線が性的消費だとして
第6章 クィアとアイドル試論―二丁目の魁カミングアウトから紡ぎ出される両義性
第7章 「アイドル」を解釈するフレームの「ゆらぎ」をめぐって
第8章 観客は演者の「キラめき」を生み出す存在たりうるのか―『少女☆歌劇レヴュースタァライト』を通して「推す」ことの葛藤を考える
第9章 もしもアイドルを観ることが賭博のようなものだとしたら―「よさ」と「よくなさ」の表裏一体
「恋愛禁止」と異性愛規範、「卒業」制度に表れるエイジズムなど、アイドルというジャンルは演者に抑圧を強いる構造的な問題を抱え続けている。アイドルの可能性と問題性について、手放しの肯定でも粗雑な否定でもなく、「葛藤しながら考える」ための試論集。
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