- 臨床の砦
-
- 価格
- 704円(本体640円+税)
- 発行年月
- 2022年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784094071528
[BOOKデータベースより]
「自分だけが辛いのではないと思えば、踏みとどまる力が生まれる」。敷島寛治は長野県の感染症指定医療機関、信濃山病院に勤務する内科医である。令和二年の年末からコロナ感染者が急増し、医療従事者の体力は限界を超えていた。“医療崩壊”寸前と言われるが、現場の印象は“医療壊滅”だ。ベッドの満床が続き、一般診療にも支障が出ている。未知のウイルスとの闘いは緊張の連続だった。コロナは肺だけでなく、人の心も壊す。それでも信濃山病院の医師達は、逃げ出さなかった。「あんな恐ろしい世界の中でも、我々は孤独ではなかった―」現役医師が綴る、勇気の物語。
[日販商品データベースより]小さな病院は命がけでコロナに立ち向った。
『神様のカルテ』著者、最新作!
感染症指定医療機関でコロナ禍の最前線に立ち続ける
現役医師が自らの経験を克明に綴った記録小説!
「対応が困難だから、患者を断りますか? 病棟が満床だから拒絶すべきですか? 残念ながら、現時点では当院以外に、コロナ患者を受け入れる準備が整っている病院はありません。筑摩野中央を除けば、この一帯にあるすべての病院が、コロナ患者と聞いただけで当院に送り込んでいるのが現実です。ここは、いくらでも代わりの病院がある大都市とは違うのです。当院が拒否すれば、患者に行き場はありません。それでも我々は拒否すべきだと思うのですか?」――本文より
【編集担当からのおすすめ情報】
80以上のメディアで絶賛された
夏川草介氏の最新作、文庫化!
一番の敵はウィルスではなく人の心の中にある。
--谷原章介氏(俳優)
人間が、利己的遺伝子の乗り物ではなく、
利他的共存の中でしか生きられない生物であることを
改めて知らしめてくれた、優れて現代的な物語。
--福岡伸一氏(生物学者)
最前線でコロナと戦う
医療従事者たちの真実の姿にふれ、
己の無知と無関心を恥じた。
私たちはこの記憶を、忘れてはならない。
--宇垣美里氏(フリーアナウンサー)
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