- 降伏の時 元釜石捕虜収容所長から孫への遺言
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- 価格
- 2,090円(本体1,900円+税)
- 発行年月
- 2022年04月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784872014303
[BOOKデータベースより]
元釜石捕虜収容所長の稲木誠が克明な手記で伝える終戦1カ月。戦後、オランダ人元捕虜との文通が孫に遺したメッセージとは―。国境を越えた「戦争の記憶」。
第1部 1945年 降伏の時(八月十五日―夢ではない。天皇が国民に終戦を訴えているのだった;光の世界―戦争は終わった。もうすぐに帰れるよ;世界の変転―軍服姿は無視されるか、軽蔑の目が向けられる ほか)
第2部 1975年 フックさんからの手紙(連載第1回―昭和59年9月15日号掲載;連載第2回―昭和59年9月22日号掲載;連載第3回―昭和59年9月29日号掲載 ほか)
第3部 2015年 遠い記憶の先に終止符を探して(捕虜たちが見た地獄;波乱含みで始まった取材;元捕虜が語る70年の物語 ほか)
第4部 2022年 過去から未来へ
元釜石捕虜収容所長が克明に記した終戦後1カ月の手記。戦後、釜石市に届いた1通の手紙から始まった元捕虜との友情。そして孫が紡いだ奇跡のような出会いと絆。戦後77年、祖父から孫へと引き継がれた「戦争の記憶」を丹念にたどる渾身の一冊。
■第1部 降伏の時
岩手日報に2021年1月〜4月にかけて掲載された故稲木誠氏の手記を掲載。終戦後1カ月の釜石捕虜収容所の出来事を克明に描く
■第2部 フックさんからの手紙
1975(昭和50)年、釜石市に届いたオランダ人元捕虜「フックさん」からの手紙をきっかけに始まった文通。『週刊時事』に連載された「戦後の物語」を収録
■第3部 遠い記憶の先に終止符を探して
ニューズウィーク日本版記者で稲木氏の孫・小暮聡子氏が元捕虜と家族らを取材。戦後70年特集の一環として「本当の終止符」を探った迫真のルポを掲載
■第4部 過去から未来へ
釜石捕虜収容所にいた元捕虜3人の家族と交流を続ける小暮氏。奇跡のような「リユニオン(再会)」をつづる
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