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- 頼朝の時代 新版
-
1180年代内乱史
文春学藝ライブラリー 歴史 44
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2021年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784168130960
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[BOOKデータベースより]
源頼朝が幕府を樹立するまでには、幾多の謎がある。挙兵直後に惨敗しながら、なぜ次々と武士が結集したのか。平家の追討軍に勝利しても、なぜ三年半も鎌倉を動かなかったのか。源義仲は京を制圧しながらなぜ敗れたのか。弟義経はなぜ逐われたのか。頼朝にとって後白河上皇はどのような存在なのか―。鎌倉幕府成立論に新たな地平を拓いた名著。
中世はじまる(頼朝勢力の誕生;治承三年十一月政変;以仁事件の顛末;政変体制の破綻;坂東武士の向背;挙兵を支えたもの)
[日販商品データベースより]京攻めの条件(諸勢力の分立;頼朝の対朝廷工作;義仲勢力の京攻めと皇位継承問題;頼朝・義仲両勢力の対立;法住寺殿合戦)
東から西へ(一時的持久戦;一一八四年初頭の交渉;頼朝勢力の勝利;義経挙兵事件の謀略)
守護・地頭・兵粮米問題(対朝廷交渉の開始;守護について;地頭について;兵粮米について)
朝廷と幕府(義経事件の責任問題;貴族社会と頼朝;東国に生きる)
〈頼朝の選択が、中世をひらいた〉
源頼朝が幕府を樹立するまでには、幾多の謎がある。
挙兵直後に惨敗しながら、なぜ次々と武士が結集したのか。
平家の追討軍に勝利しても、なぜ3年半も鎌倉を動かなかったのか。
源義仲は京を制圧しながら、なぜ敗れたのか。
弟義経はなぜ逐われたのか
そして――
頼朝にとって後白河上皇はどのような存在だったのか。
鎌倉幕府成立論に新たな地平を拓いた名著。
「平家は『朝廷の破壊者』であるからこそ打倒の対象となったのであり、そうした意識が広く存在したからこそ、多くの武士が反平家運動に参加した(略)本書において河内氏は、この内乱の本質を地方武士が参加する『朝廷再建運動』たる点に見いだしている。(略)重畳たる山脈の様相を呈する従来の鎌倉幕府成立史研究から本書はひとり距離をおき、孤高を持しているのである」――解説・三田武繁