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[日販商品データベースより]
時間とは何か。哲学の歴史の中でもアリストテレスやアウグスティヌスをはじめ,古くから問われてきた「時間」。その問題は,フッサールにとって,自身の現象学の核心問題であり,生涯に渡り探求し続けた根本問題であった。
本書は,時間意識に取り組んだ最初の著作『内的時間意識の現象学』をはじめ「フッサール全集」に収録の時間意識に関する前期から後期にいたるテクストの読解を通して,フッサールの時間論を解明する。
第T部でははじめに「音が聞こえている」経験を現出論の観点から分析し,時間意識の構成問題を検討する。
第U部では時間化にかんしてフッサール現象学の自我論的把握とモナド論的把握との対立関係を示し,自我論的時間論の限界,自我の関与を含まない「間モナド的時間化」の領域を明らかにする。
第V部では「感覚と時間」に焦点を合わせ,フッサールの受動的綜合による時間論とカントの図式論における時間規定や言語行為に基づく時間論との違いを解明する。神経現象学,スポーツ運動学の最新の成果を活用して,その実践的意義を考察する。
第W部では大乗仏教の唯識の時間論との比較考察を通して,仏教の時間論との共通の関心が示される。