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[BOOKデータベースより]
シュタイナーの思想の再評価のために。シュタイナーの思想を、「自由」と「倫理」の両立に向けた“教育”と“神話”、そして「ホリスティックな知」というキーワードでつなぎ、その教育的意義を再検討する。
序章 本書の目的
[日販商品データベースより]第1章 シュタイナーのシュティルナー解釈に見る「世界自己」としての「私」という観点
第2章 「世界自己」の実現に向けた“教育”とそのための“神話”
第3章 “神話”による“教育”(1)―「想像力」と問い直しによる認識の拡張
第4章 “神話”による“教育”(2)―「一体となって知ること」による感情の拡大
第5章 “神話”が可能にする「ホリスティックな知」―アナロジーの伝達機能に着目して
終章 「ホリスティックな知」による“教育”と教育
なぜシュタイナーの後期思想は神秘主義的な手法で示されたのか。前期思想から一貫する「エゴイズムの克服」という課題から分析する。
シュタイナーの思想は1900年頃を境として、アカデミックで哲学的な前期思想から、神秘主義的な後期思想へと転換した。本書はシュタイナーの後期思想を中心に再検討。シュタイナーの思想を教育実践と接続し、シュタイナー教育実践の背景にある「自由と倫理の両立」に向かう思想と、そのための教育観を捉え直すことの意義を示す。