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[BOOKデータベースより]
大麻を語ることは、摘発と逮捕、規制史と統治性権力、抵抗と社会運動、そして嗜好する人たちの生そのものを論じるということである。文化社会学と犯罪社会学の立場からアメリカと日本の大麻政策の100年間を精査して、有害か自由化かとは異なる視点から大麻をめぐる論争に一石を投じる。
序章 なぜ大麻を語るのか
第1章 ドラッグとしての大麻―ドラッグ論の視座と刑罰の多元性
第2章 現在の欧米における大麻政策―非罰化と合法化をめぐる統治性
第3章 戦前アメリカの大麻規制―ジャズ・モラルパニック・人種差別
第4章 ドラッグ戦争と政治―ゲートウェイと新保守主義
第5章 日本での大麻の変遷―近代帝国主義から戦後の道程
第6章 大麻と精神医学―主体なき責任の帰属
第7章 紫煙と社会運動―戦後日本の大麻自由化運動
終章 大麻規制と人々の生
摘発と逮捕、規制史と統治性権力、抵抗と社会運動、そして嗜好する人たちの生そのものを、アメリカと日本の大麻政策の百年間を精査して論じる。参与観察も交えて、有害か自由化かという論争を超えた地平から一石を投じる文化社会学・犯罪社会学の成果である。
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