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- チャリティの帝国
-
もうひとつのイギリス近現代史
岩波新書 新赤版1880
- 価格
- 946円(本体860円+税)
- 発行年月
- 2021年05月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784004318804
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[BOOKデータベースより]
弱者への共感と同情が生んだ無数のチャリティと、それらを組み込む重層的なセーフティネット。本書はイギリスをその「善意」から読み解き、独特の個性に迫る。産業革命、帝国の時代、二度の大戦、そして現代へ。海を越え、世界を巻き込む激動の中で、長い歴史に立脚し、社会の錨として働き続けるチャリティの光と影を描く。
はじめに 日本から見たイギリスのチャリティ
[日販商品データベースより]第1章 世界史における他者救済―イギリスの個性を問い直す
第2章 近現代チャリティの構造―歴史的に考えるための見取り図
第3章 自由主義社会の明暗―長い一八世紀からヴィクトリア時代へ
第4章 慈悲深き帝国―帝国主義と国際主義
第5章 戦争と福祉のヤヌス―二〇世紀から現在へ
おわりに グローバル化のなかのチャリティ
イギリス独自の重層的なセーフティネットの中で、社会の「錨」のように今日まで働き続けてきたチャリティ。自由主義の時代から、帝国主義と二度の大戦をへて、現代へ。「弱者を助けることは善い」という人びとの感情の発露と、それが長い歴史のなかでイギリスにもたらした個性を、様々な実践のなかに探る。