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[BOOKデータベースより]
どのように編修され成立したのか言語表現から切り込む。矛盾や齟齬の多い本文は、そもそも「どのように」書かれているのか。古訓や古注釈によって「読める」ように是正されてきた従来の解釈を見直し、文体的特徴の分析により記述に即した実証的読解のための枠組を構築する。東アジアにおける文字・漢文・文献の交流を示す史料としての価値を見出し、日本書紀が成立するまでの段階的な編修過程を明らかにする。
第1章 文体・句読の差異からみた日本書紀(“句頭辞”の使用;“句末辞”の使用;“同字数句”の連接;日本書紀区分論続貂)
第2章 注記・表現の重複からみた日本書紀(神武紀冒頭部の位置付け;神武東征と二つの詔;日本武尊関係記事の構句と表現;「頼」字の古訓と解釈;訓註と被訓註語の係り受け)
第3章 語法・表記の揺らぎからみた日本書紀(助数詞「迴」の周辺;語りの方法とその定型化;壬申記「虎着翼放之」の解釈;上代文献における「河上」「川上」の語義と表記;景行記と豊後国風土記の漢語表現)
終章 日本書紀段階編修論
どのように編修され成立したのか。言語表現から切り込む。
矛盾や齟齬の多い本文は、そもそも「どのように」書かれているのか。
古訓や古注釈によって「読める」ように是正されてきた従来の解釈を見直し、文体的特徴の分析により記述に即した実証的読解のための枠組を構築する。
東アジアにおける文字・漢文・文献の交流を示す史料としての価値を見出し、日本書紀が成立するまでの段階的な編修過程を明らかにする。
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