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[BOOKデータベースより]
「何の役にも立たない」何か―まえがきにかえて
[日販商品データベースより]孤独なイナゴ
われわれが生きている場所
町に鉄の匂いがした時代、あるいは犬の系図
「まる」のいた風景
寺町の情景
同じ過ち
鳥の囀り、クジラの嘆き、死者たちの呟き―あるいは藤井貞和の詩
汗が塩になるまで
それでもおれたちは生きていく
失われた風景
谷川俊太郎と安東次男―あるいは夏と冬の光景
老いらくの探偵が見つけたもの
魂の居場所
古い写真が出てきた
「共和的貧しさ」について
スモールワールド
光る切符
偶然の旅行者
本書は、前作『言葉が鍛えられる場所』の続編であり、
これまでわたしが書いてきた本の中でも、
特に愛着のある一冊になりました。
というのは、いかなる制約もなしに、
大好きな詩人たちのヴォイスを聴きながら、
書きたいことだけを自由に書くことができたからです。
その静謐なヴォイスの向こう側に、
見たこともないような風景が立ち上がってくるのを目撃するという体験を
読者と共有できれば、これ以上の喜びはありません。
――――― 平川克美
平川君はここでも僕が前に聞いたのと同じ話をいくつも繰り返している。
でも、僕はつい聴き入ってしまう。
語るたびに彼の物語は滋味を増し、未聞の深みに達するからである。
――――― 内田 樹
「何の役にも立たない」から読みたくなる。
珠玉の言葉、魂の言葉が詰まったエッセイ。
われわれ人間にとって見えないものとの対話とは何を意味するのか?