[BOOKデータベースより]
生徒は英語の授業で何を学んでいるのか。生徒は教室で、英語を使って、何をしているのか。教育言語人類学の視点から、「教室で英語を学ぶ」というコミュニケーションのリアルな姿に迫る。「コミュニケーション論」が切り拓く「英語教育」。
第1章 記号論的出来事としての「コミュニケーション」と言語使用のコンテクスト指標性:言語人類学の一般コミュニケーション論
第2章 「教育言語人類学」という視座
第3章 生徒は「ネイティヴ・スピーカー」にいかに出会ったか:教室における「邂逅」のポエティックス
第4章 IREとその分身:生徒のメタ語用的言語使用から迫るもう一つの現実
第5章 「出来事」と「出来事」が入り組むところ:間ディスコース性、ジャンル、クロノトポス
第6章 「特定の「学び」を結果としてもたらす出来事の連続性」を見出すために
第7章 結論と展望:「コミュニケーション論」が切り拓く「英語教育」の可能性
本書では、日本の高校の英語授業で実際に起こったコミュニケーションから出発し、教師や生徒が使用する言語の「再帰性」という特徴に着目しながら、教室内で・教室外へ展開するメタ・コミュニケーション、および、その連鎖を辿る。「教室で英語を学ぶ」という社会・文化的実践の多層性、教室における英語の多機能性を明らかにし、「教室で英語を学ぶ」ことそれ自体をコミュニケーションとして捉え直すための枠組みを構築する。
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