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- 北区の太
-
笑った
各界の偉人・有名人を、「酒」という切り口で語る一冊。その中に散りばめられている深い知識と、その軽妙な筆致で、あっという間に通読させてくれる。あんな凄い人でも酒でとんでもない失敗をしていることを知ると、安心してしまう。とんでもない失敗をしても今に名を残しているというその事実にも勇気付けられる。ただ、凄い人たちだから許されるのであって、自分のような凡人では世間は許してくれないのだろうが。しかし、酒に限らず、失敗談というのは、その人の人間性を垣間見せてくれる。これまでは、その作品でしか知らなかった作家や役者たちが、生身の人間として自分の中で存在し始める。いや、面白かった。
[BOOKデータベースより]
悲しいかな、酒を呑んでしくじったところで人生は終わらない。無銭飲食で友人を置き去り、太宰治。家に石を投げられても呑んだ平塚らいてう。プラットホームから落っこちた小林秀雄など、泥酔偉人を描く爆笑エッセイ。
第1章 リスク管理篇
第2章 通勤篇
第3章 出世篇
第4章 宴会篇
第5章 上司篇
第6章 健康篇