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[BOOKデータベースより]
高度経済成長とともに爆発的に花開きつつある中国のセックス文化。巨大売春地帯の興亡、SNS不倫、ハイテク系の若き頭脳が開発にしのぎを削るAIラブドール…。一方で、14億人民の根源的な性行動と生殖行為さえ管理を企む共産党。真の中国はここから見えてくる!
はじめに 真の中国は「性」から見える
[日販商品データベースより]第1章 拝金の性都・東莞の興亡
第2章 人民解放軍に翻弄された「世界最大の売春島」
第3章 AIとエロの奇妙な融合
第4章 貴州ラブドール仙人
第5章 LGBTの葛藤と受難
第6章 日本人AV女優ブームの光と影
おわりに 根源的な営みさえも共産党が支配するのか?
驚きの現地ルポ!
爆買いから「爆セックス」へ
14億人民の爛熟(らんじゅく)と頽廃(たいはい)
かつて中華人民共和国は「セックス不毛地帯」であった。共産党は売春を撲滅。性愛そのものが「ブルジョア的」とされ、恋愛小説さえ発禁だった。ところが今、改革開放政策による高度経済成長も限界に達し、セックス文化が爛熟を迎えつつある。
微信(WeChat)などSNSを利用した売春や不倫が横行し、エロ系オタク文化やAV発のサブカルチャーも大流行。AIやロボット開発に携わる若き理工系の頭脳が、精巧なラブドール(ダッチワイフ)開発にしのぎを削る。日本に押し寄せる中国人観光客向けに、ソープランド巡りなどを目的とした「日本買春ツアー」さえ売り出されている。
百花繚乱の中国の性事情には、「いびつな人口動態」「拝金主義」、そして「権力闘争」が影を落としている。
一人っ子政策によって男女比が均衡せず、「結婚できない男性」が3000万人を超える。そのため、一部の性産業にとって中国市場は「ブルーオーシャン」なのだ。
また、工業地帯の周辺には、性産業で手っ取り早くカネを稼ごうと若い女性達が大量に流入し、風俗産業が乱立する「性都」がいくつも生まれた。
一方で、いきなり当局の手入れが入って壊滅したり、有力者の不貞行為が突然暴露されて失脚することも多い。これらの背景には中国共産党内部の権力闘争が密接に絡んでいる。
LGBTへの迫害や生きづらさ、共産党による監視の不気味さなど、深いテーマにも鋭く斬り込む。
まさに「性事」から「政治」を読み解いた作品である。