国体はどのように語られてきたか

歴史学としての「国体」論

勉誠社
小林敏男　

• 価格: 3,850円（本体3,500円＋税）
• 発行年月: 2019年02月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784585222286

内容情報

[BOOKデータベースより]

日本人は、「日本」という国家のありようをいかに考え、論じてきたか―幕末における西欧列強への危機意識のなかで強力なイデオロギーとして醸成された後期水戸学による論から、終戦を経た新憲法制定、象徴天皇制に関わる国体論にいたるまでを通時的に解説。「日本とは何か」が問われるいま、国家の特殊性・固有性を志向する思想・言説の史的展開を探る歴史学としての国体論。

序章
第１章　幕末、後期水戸学における国体観
第２章　啓蒙思想家の国体論
第３章　教育勅語と国体
第４章　帝国憲法の成立と国体論
第５章　北一輝の『国体論及び純正社会主義』
第６章　治安維持法の成立と国体
第７章　国体明徴（天皇機関説）事件と『国体の本義』
第８章　大川周明の『日本二千六百年史』をめぐって
第９章　敗戦と国体変更論

[日販商品データベースより]

幕末における西欧列強への危機意識のなかで強力なイデオロギーとして醸成された後期水戸学による論から、終戦を経た新憲法制定、象徴天皇制に関わる国体論にいたるまでを通時的に解説。
「日本とは何か」が問われるいま、国家の特殊性・固有性を志向する思想・言説の史的展開を探る歴史学としての国体論。