- ビター・ステップ
-
- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2018年09月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784591159903
[BOOKデータベースより]
あれ?本当におばあちゃんのせい?わたしはいつだって、だれにだって、いいたいこといえてない気がする。でも、そのほうが平和だし。…平和?最近、わたしの心の中、ちっとも平和じゃないじゃん。ぶつかりあい、変わっていく。少しのほろにがさを残しながら、明日へふみだす家族のものがたり。
[日販商品データベースより]小5の夏休みの終わり、あかりの家におばあちゃんがやってきた。明るく楽しい大阪人で、仕事もばりばりやってきたおばあちゃんとの生活を楽しみにしていたあかりだが、脳梗塞の後遺症で変わってしまったのを目の当たりにし……。
老い・変化という現実をつきつけられる怒涛の日々のなか、あかりに芽生える初めての感情――家族って、なに? ぶつかりあう家族が、ほろにがくもあたたかな一歩をふみだす、希望の物語。
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このおばあちゃんの症状は、脳血管性認知症なのかなと思った。
私の亡くなった母が脳梗塞の後、感情のコントロールができなくなったり、物取られ妄想があったりと、娘としてかなり苦しんだ経験があるからだ。
幸いにも私は当時カウンセリングを勉強していたので、先生や先輩たちに精神的に助けてもらった。
児童書としては、最初からかなり重たい内容だった。主人公のあかりが小学生でありながら、奮闘している姿が健気に思えた。
今の児童書には、昔に比べてかなりハードな内容が盛り込まれている。子どもたちに介護の現状を知らせるということよりも、このような環境に育つ子どもたちに、「悩んでいるのはあなただけではないよ」というメッセージが作者から送られているような感じを受けた。
まずは、大人がしっかりと考えるべき問題だと思うが、悩んでいる子どもたちに何らかの形で届くといいな。(はなびやさん 50代・愛知県 男の子18歳)
【情報提供・絵本ナビ】