- わたしがいどんだ戦い1939年
-
The War That Saved My Life.
- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2017年08月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784566024540
[BOOKデータベースより]
一九三九年。二度目の世界大戦さなかのロンドン。足の悪いエイダは、けんめいに歩く練習をしていた。歩けさえすれば、弟といっしょに疎開できる!―自分らしく生きるために戦う少女と、彼女をあたたかく包む村の人たちをえがく。二〇一六年のニューベリー賞次点作。シュナイダー・ファミリーブック賞受賞作。
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親子関係がむずかしいのは、それが切っても切れないものだからだ。
絆の意味の中に「ほだし」という動物をつなぎとめる綱という意味がある。主人公のエイダと母の関係は、人間の親子というよりは、飼育されている動物との関係に近かったのでは?と思ってしまうほどだった。
束縛と従属、内反足であることを理由に、行動を抑制されなんの治療も受けないまま生活をする。排泄はバケツの中。そんな生活はは人間としての尊厳を奪ってしまうだろう。
エイダは疎開列車で現在の生活から脱出を図るのだ。虐待を受けてきた子どもが普通の生活を獲得するのは並大抵ではないことをこの話は教えてくれる。
無知や迷信がまだまだ残る時代、そして戦争が生活を脅かしていく時代に、たくましく自分を変えていこうとする少女の姿に勇気をもらった気がした。
エイダを見守るスミスさんや村の大人たちの関わりもいい。(はなびやさん 50代・愛知県 男の子16歳)
【情報提供・絵本ナビ】