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- 金持ちは、なぜ高いところに住むのか
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近代都市はエレベーターが作った
Die Geschichte des Fahrstuhls.- 価格
- 3,080円(本体2,800円+税)
- 発行年月
- 2016年06月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784760147113
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[BOOKデータベースより]
世界がまさに20世紀へ突入しようとする頃、人々の生活に革命を起こす「箱」が現れた―ヨーロッパとアメリカの建築の比較を通して、空間の意味そのものを変えてしまった装置の歴史をたどる。現代へと続く風景の元を築いた「宙吊りの密室」の物語。
序(多層建築のイメージ;一八五四年ニューヨーク―技術史において唯一の始まりを語れるのか;エレベーター事故―ロープに対する不信感)
[日販商品データベースより]第1章 裂け目―エレベーターによる垂直の構築(縦穴の理論;直線化の建築様式;階のあいだの無―エレベーターの不連続原理について)
第2章 階 屋根裏部屋からペントハウスへ―エレベーターと建物の垂直秩序(グランドホテル;貧しき詩人たち、世をはばかる夫婦―屋根裏部屋、一八三九年;階の病理学―集合賃貸住宅に対する衛生推進者たちの戦い;世紀転換期の文学における屋根裏部屋の意味;変容のコンセプト)
第3章 インターフェイス―制御技術(名人芸と責任―世紀転換期におけるエレベーター乗務員の立場;押しボタン式コントロールと自動運転への道;補論―押しボタンに関するささやかな心理学的考察)
第4章 内装 エレベーターボックス―親密性と匿名性の交錯点(公の空間か私的な空間か―階段室という問題;異物から建物の核へ―建物内部へのエレベーターの同化;都市化と空間への怖れ―閉所恐怖症の触媒としてのエレベーター;エレベーターの政治性;エレベーターの語りの機能―文学、映画、テレビCM)
生活様式そのものを大きく変えたエレベーター。建物内の「交通機関」という大発明から見たアメリカ史。ヨーロッパとアメリカの建築の比較を通して、空間の意味そのものを変えてしまった装置の歴史をたどる。