- キェルケゴールの日記
-
哲学と信仰のあいだ
Soren Kierkegaards skrifter.- 価格
- 2,090円(本体1,900円+税)
- 発行年月
- 2016年04月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784062195195
[BOOKデータベースより]
人間にとって宗教とは何か?神を信じるとはどういうことか?罪・放蕩・絶望からキリストによる救いへ!信仰をめぐる思索と苦闘の日記を、読みやすい編訳と詳細な解説で蘇らせた決定版!稀有な哲学者が綴った深甚なる告白!
第1部 一八四八年の宗教的転機まで(一八三七年〜一八四六年;一八四七年〜一八四八年三月)
第2部 一八四八年の宗教的転機(宗教的転機の端緒;宗教的転機の展開;宗教的転機の帰結)
第3部 一八四八年の宗教的転機後(一八四八年の宗教的転機後〜一八五三年;一八五四年〜一八五五年)
キェルケゴールは、実存主義の祖とされる19世紀の哲学者です。合理的な近代の理性だけではわりきれない、「実存」としての人間に注目した哲学者、というのが教科書的な解説です。
ただ、近年、彼の哲学は、それだけではおさまらない深さと広がりを持つことが注目され、再評価されつつあります。
彼は、キリスト教国家であるデンマークに生まれ、生涯、信仰と哲学について、考え続けました。
その思索がなまなましくつづられたのが、彼の日記です。
いま、『死に至る病』などの著作だけでなく、膨大な日記を読み解くことが、キェルケゴール哲学を理解するカギとされています。
本書は、日記の中でも、もっとも深く信仰や哲学について思索した部分を抜萃し、編纂してあります。
そのピークには、「1848年の宗教的転機」という、信仰をめぐる大きなドラマがあります。
人が信仰をするというのは、どういうことなのか。これは、いうまでもなく、21世紀の現在、人類全体に問われている喫緊の課題です。
いま、キェルケゴールの日記を読み、彼の思索をたどることは、われわれにとって、きわめて意義深い営為だと言えます。
本書は、ていねいな解説や注も附し、読みやすく、深い思索に読者を導きます。
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