老北京の胡同

開発と喪失、ささやかな抵抗の記録

晶文社
多田麻美　

• 価格: 2,200円（本体2,000円＋税）
• 発行年月: 2015年01月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784794968678

内容情報

[BOOKデータベースより]

劇的な都市開発のもと、ある日、忽然と町が消える。露天商・古樹、子供たちの足音、人々のネットワーク、記憶…。古都の町並みは、残るのか？残すべきなのか？胡同の暮らし１５年の記録の集積。

１部　胡同が消える―開発の光と影（止まらぬ破壊；伝統的な景観と住環境；断ち切られる伝説）
２部　胡同を旅する―老北京、記憶の断片（胡同の味；趣味人たちの都；華麗なる花柳界；裏世界をめぐる伝説；古都の記憶）
消えゆくものを引き留められるか？

[日販商品データベースより]

北京の町の路地・胡同に魅せられ、胡同に暮らしてきた著者が、開発により消えつつある胡同を追った１５年間の記録。かろうじて残る街角の遺跡、物売り、地名、伝説、食、骨董…。現在の北京の人々の様子を活写する。