エドガー・アラン・ポーの復讐

未来社
村山淳彦　

• 価格: 3,080円（本体2,800円＋税）
• 発行年月: 2014年11月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784624610388

内容情報

[BOOKデータベースより]

文章で食べるためには売れなければならない。しかし売れるための文章は自分が本当に書きたかったものだろうか…アメリカで初めて売文のみで生計を立てた作家エドガー・アラン・ポーのジレンマに迫る。

まえがき―ポーと一人称
売文家の才気と慚愧
「アッシャー家」脱出から回帰へ
「群集の人」が犯す罪とは何か
黒猫と天邪鬼
「盗まれた手紙」の剰余
「メロンタ・タウタ」の政治思想
ポー最後の復讐
付論　ポーとドライサー

[日販商品データベースより]

アメリカで初めて、原稿料のみで生計を立てた作家エドガー・アラン・ポー。
売文で生計を立てるためには「売れる」文章をつくらなければならない。しかし「売れる」ために書く文章は自分が本当に書きたかったものなのだろうか……。
アメリカ批評界の近年の潮流でもある「読者目線からの批評」をスタンスとしつつ、ポーが作品に書き散らかした売文家のジレンマと怨念を「天邪鬼」、「復讐」をキーワードに迫る。