[BOOKデータベースより]
1989年から、1999年にかけて雑誌『an・an』で連載された「淀川長治の新シネマトーク」からの厳選196本。当時の新作映画だけでなく、時には過去の名作もテーマに取り上げた、映画への愛溢れるトーク集。語りかけるような口調で読者をリラックスさせながら、作品の本質には瞬時に鋭く迫る独特の解説。
第1章 娯楽大作は愉し。
第2章 現代の日常がシネマだ。
第3章 超現実が映画では現実。
第4章 男と男のいる映画。
第5章 アメリカ、アメリカ。
第6章 純愛、激愛、恋の映画。
第7章 映画の文章、映画の目。
第8章 応援したい元気監督。
1989年から、1999年にかけて雑誌『an・an』で連載された「淀川長治の新シネマトーク」からの厳選196本(上下巻)。当時の新作映画だけでなく、過去の名作もテーマに取り上げた、映画への愛溢れるトーク集。
1998年11月に89歳で亡くなった雑誌編集者、映画評論家、映画解説者であった淀川長治が雑誌アンアンで400回以上の連載を続けた「シネマトーク」から厳選196本を抜粋して単行本としたのが1999年。名作映画を絶妙な語り口と膨大な知識を交えて語った映画評は未だ色褪せることなく、多くの読者から復刊が望まれていた。15年の歳月を経て、ようやく文庫として復刊。今でも観ることが出来る映画を中心に再構成した内容は当時の映画をもう一度観直すための参考書として、更に本当の映画の楽しみ方も教えてくれる。