[BOOKデータベースより]
急激な経済発展を遂げる中国で、政府が宣伝したい「大国」ぶりではなく、時流からこぼれ落ちていく圧倒的多数の庶民の「リアル」を撮ろうとする反骨の映画人たち!いまだ映画検閲制度が残る中国において、「独立電影」と呼ばれるその世界で自由な表現を追い求める13人の映像作家たちの実像と本音に迫った貴重なインタビュー集!
1 王宏偉 ワン・ホンウェイ(アートディレクター、俳優)
2 張献民 チャン・シャンミン(プロデューサー、大学教授)
3 応亮 イン・リャン(映画監督)
4 王兵 ワン・ビン(映画監督)
5 趙曄 チャオ・イエ(映画監督)
6 楊洋 ヤン・ヤン(映画祭ディレクター)
7 顧桃 グー・タオ(映画監督)
8 楊瑾 ヤン・ジン(映画監督)
9 徐童 シュー・トン(映画監督)
10 于広義 ユー・グァンイー(映画監督)
11 趙大勇 チャオ・ダーヨン(映画監督)
12 呉文光 ウー・ウェングアン(映画監督、オーガナイザー)
13 馮艶 フォン・イェン(映画監督、翻訳者)
未だ映画検閲制度が残る中国において、「独立電影」と呼ばれる世界で自由な表現を追い求める13人の映像作家たちの実像と本音に迫るインタビュー集。注目の「現代中国独立電影」作品を3作収めたDVD付き。
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現代中国の反骨の映画人たち!急激に発展する社会からあぶれ、見捨てられていく中国庶民たちに寄り添う映像作家たちの実像と本音! 中国国内で映画を一般公開するためには、いまだに政府による検閲が必要である。しかし、中にはそれらの制約を嫌って最初から検閲を通さない映画作りを目指す監督たちもいる。それらの監督には、カンヌやベルリン、または東京など世界各国の映画祭などでその才能を高く評価された、例えばジャ・ジャンクーやロウ・イエなどの有名中国人監督もいるが、この本ではおもにそれらよりも若い世代の監督たち、『無言歌』の王兵(ワン・ビン)や『ホメられないかも』の楊瑾(ヤン・ジン)などの若手へのインタビューを通して、現代の中国映画が抱える問題点、中国社会の現実、映画教育に関する傾向、また政府による弾圧や上映妨害行動の実際、そして、それらの制約がありながらもなお人々に真実を伝えようと映画を作り続けていこうとする作家の態度や闘志を知ることができる。著者は、日本でもすでに3回ほど「中国インディペンデント映画祭」を主催した中山大樹氏で、彼は今でも中国各地を回りながら、いわゆる“地下映画”の後裔とされる「独立電影」を集め、また数々の嫌がらせや上映中止命令を受けながらも活動している日本人である。昨年来、日中関係は政治的に微妙な様子を呈しているが、こういう時にこそ必要となるのが普段からの一般市民レベルでの交流であり、またお互いへの理解であろうと思う。また日本においては、現代中国社会の実情を描いた映画やドキュメンタリーを観る機会も極端に少なく、それらを手に入れようと思ってもなかなか難しい状態にある。この本はインタビューを中心とした書籍と同時に、著者の中山氏選りすぐりの中国ドキュメンタリー映画を3本のDVDに収めたセットボックスとなっていて、内容とそのボリュームにくらべて大変お得な値段となっている。ぜひこの貴重なチャンスをお見逃しなく、そして今なお不遇な中国人映像作家たちの闘志を応援して頂ければと思う次第である。(解説=東京フィルメックスディレクター・市山尚三)