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[BOOKデータベースより]
フォトジャーナリズムの世界でもっとも有名かつ最高峰といわれる「崩れ落ちる兵士」。だが、誰もが知るこの戦争写真には数多くの謎がある。キャパと恋人ゲルダとの隠された物語がいま明らかになる。
第1章 崩れ落ちる兵士
第2章 真贋
第3章 彼の名前
第4章 小麦とオリーブ
第5章 その丘で起こったこと
第6章 突撃する兵士
第7章 ゲルダ
第8章 影は語る
第9章 ラスト・ピース
第10章 キャパへの道
写真機というものが発明されて以来、最も有名な写真――戦場カメラマン、ロバート・キャパが1936年、スペイン戦争の際に撮影した「崩れ落ちる兵士」。銃撃を受けて倒れるところを捉えたとされる写真はしかし、そのあまりにも見事な迫真性が故に、長く真贋論争が闘われてきた。
学生時代より半自伝『ちょっとピンぼけ』を愛読し、キャパにシンパシーを抱き続ける著者は、その真実を求めて、スペイン南部の〈現場〉まで実に4回にわたる旅に出る。粘り強い取材の結果、導き出された驚くべき結論。そして、戦場で死んだ女性カメラマンでキャパの恋人だったゲルダ・タローとの隠された物語とは。
76年間、封印されていた「真実」がついに明らかになる。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【興奮の1冊】 あまりにも有名なフォトジャーナリズムの最高峰と目される「崩れ落ちる兵士」だが、そこには驚くべき事実が隠されていた。独自の取材活動によってそれを導き出した沢木氏の執念にまず感服。ともに戦場カメラマン(ウーマン)としてキャパを支えながら、26歳という若さで取材先で散った美しき恋人ゲルダ・タローの存在も大きい。50点に及ぶ作品の鑑賞にも耐えるよう配慮された紙質と装丁、335ページで1500円という価格設定にも、文芸春秋社の良心を思わずにいられない。ずっと手元に置いておきたい本はさほど多くないが、この本は間違いなくその1冊である。
史上最も高名な報道写真「崩れ落ちる兵士」。その背景には驚くべき物語があった。「キャパ」はいかにして「キャパ」になったのか。