- ギュンター・グラス「渦中」の文学者
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- 価格
- 814円(本体740円+税)
- 発行年月
- 2013年01月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784087206760
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[BOOKデータベースより]
小説『ブリキの太鼓』で世界的に知られる、現代ドイツを代表するノーベル文学賞受賞作家ギュンター・グラス。社会民主主義者であり、政治活動も厭わない「行動する作家」でもあるが、自伝的小説『玉ねぎの皮をむきながら』において、かつてナチスの武装親衛隊員だったことを告白し、全世界に衝撃を与えた。近年もドイツ社会のタブーともいえるイスラエル批判を行い物議をかもすなど、八〇歳を越えてなお世界を「翻弄」し続けている。常に「渦中にいる」この大作家の実像を、気鋭のグラス研究者が明らかにする。
第1章 ふるさとを離れることはない(一九二七年から五〇年)
[日販商品データベースより]第2章 灰色を愛す(一九五〇年代)
第3章 コラボレートする(一九六〇年代、七〇年代)
第4章 真実はそのつど、語り直される(一九八〇年代)
第5章 喪失は文学の前提である(一九九〇年代)
第6章 想起とは恩寵でもあれば、呪いでもある(二一世紀)
世界を「翻弄」する文学者、日本初の評伝。『ブリキの太鼓』で有名なノーベル賞作家、市民デモにも参加する「行動する作家」、元ナチス親衛隊員…。我々に様々な顔を見せながら、常に渦中にいる大作家の真実に迫る。