- 東京家族
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- 価格
- 524円(本体476円+税)
- 発行年月
- 2012年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062774536
[BOOKデータベースより]
瀬戸内海の小島で暮らす平山周吉と妻のとみこは、久しぶりに3人の子供たちに会うために東京へやってきた。最初は年老いた両親を気遣う子供たちだったが、日々の仕事や生活に追われ、少しずつ溝ができていく。そんななか、とみこが突然倒れ…。山田洋次監督がいまの家族を描いた感動作を完全小説化。
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ユーザーレビュー (2件、平均スコア:5)
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寿太郎




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古くからの日本の家族
原案の山田洋次監督は、寅さん・幸せの黄色いハンカチなどなど何度見ても心に残る作品が多くあります。私が青年だったころ、寅さんが始まりほとんど映画館に通いました、そしていつもストーリーは同じですが、見てよかったな!で終わりました。今回「東京家族」を読んで、やはり寅さんシリーズと同じように本の内容が、ほのぼのとしており読んだ後、”あ〜家族っいいな””どんなに遠くに離れて生活していてもず〜とつながっているんだな〜”と言えます。今の世の中時間との競争ではないですか、しかしこの東京家族にはその時間を忘れさせてくれる所が非常に良いですね。寝る前にこの東京家族を読みながら休むのが最高ですね。
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【その他】 主演を務めた映画「東京家族」のノベライズ小説で、同作は小津監督の「東京物語」の現代版、いわゆるオマージュ作品です。小津監督が描いたような古き良き日本人は、現代にはどうしたって描けない。日本語そのものだって昔と今じゃ相当変形して、奥ゆかしさとか羞じらいとか、心地よく人に寄りそう言葉が少なくなっている。だけどこの映画で発せられる言葉には、どこかそういったなつかしさがある。そういう細かなところが、刺身のつまのように効いてきて、描かれる人間の肉体が清々しく表現されているような気がするんです。人間って厄介なもんだなあというのは通底しながら、現代の日本をうまく描いた作品だと思います。




























主演を務めた映画「東京家族」のノベライズ小説で、同作は小津監督の「東京物語」の現代版、いわゆるオマージュ作品です。小津監督が描いたような古き良き日本人は、現代にはどうしたって描けない。日本語そのものだって昔と今じゃ相当変形して、奥ゆかしさとか羞じらいとか、心地よく人に寄りそう言葉が少なくなっている。だけどこの映画で発せられる言葉には、どこかそういったなつかしさがある。そういう細かなところが、刺身のつまのように効いてきて、描かれる人間の肉体が清々しく表現されているような気がするんです。人間って厄介なもんだなあというのは通底しながら、現代の日本をうまく描いた作品だと思います。
橋爪功/著名人 俳優
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2013/01/07
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】