- 殺人鬼フジコの衝動
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- 価格
- 814円(本体740円+税)
- 発行年月
- 2011年05月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784198933678
[BOOKデータベースより]
一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして新たな人生を歩み始めた十一歳の少女。だが彼女の人生はいつしか狂い始めた。「人生は、薔薇色のお菓子のよう」。呟きながら、またひとり彼女は殺す。何がいたいけな少女を伝説の殺人鬼にしてしまったのか?精緻に織り上げられた謎のタペストリ。最後の一行を読んだ時、あなたは著者が仕掛けたたくらみに戦慄し、その哀しみに慟哭する…。

ユーザーレビュー (7件、平均スコア:3.4)
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HonyaClub.comアンケート
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「感動した本・映画・音楽」レビューコメント
感動というより、共感です。読んでいて、納得してしまう。「アナタ、ワルクナイワヨ。」と言いたくなる。少しずつ、マズイほうを選択していく少女に、「ショウガナイノヨ。」と言ってあげたくなる。(ari/女性/40代)
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sige
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フジコの運命を狂わせたのは誰?
小説の構成がちょっとややこしいが面白い。
もし、自分が藤子のような人生だったらと思うとやりきれない。小学校時代の生活がむちゃくちゃ哀れ。こんな毎日だと精神が捻じ曲がっても仕方がない。逆に逞しくなって少々のことでは挫けない性格になるだろう。ところがこういう女性に限って“男運”が悪いときている。波乱万丈の人生が良く描けている。
しかし、あとがきの最後の1ページでやっぱりそうかとため息が出てしまった。藤子の運命を狂わせたのは果たして・・・。
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ななちん
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後味悪すぎ
とにかく後味悪すぎ。でも、面白いので一気読みです。グロいのが嫌いな人、痛快ミステリーが好きな人にはオススメできません。覚悟して読めば、絶対面白いです。ホント、後書きまでしっかり読んで欲しい。ゾクゾクしますよ。
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でこ
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どろどろしすぎ。
最後まで読む必要がある、というか、そうしないと楽しめない「作品」。
はしがきやあとがきの使い方が驚きであり魅力なのだろうけど、読後感の悪さがそれを上回ってしまった。
醜悪な欲望は読んでいて気持ちのいいものではないなあ。
好き嫌いの分かれる作家さんなのは間違いない。
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ひでこ
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うーん・・・・
帯の売り文句「後味悪くて読んで後悔<<<読まずに後悔」を見て購入したけど、思ってたより後味悪いものではなかったなー。
もっとエグいものを想像してたけど、うーん。期待外れ。
自分の期待値が高かっただけで、文章・ストーリーは読みやすかったので☆3つ。
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hs
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はぁ?
読み始めてすぐつまらないと思いましたがもしかしたら最後にはすごい展開になるかと思い我慢して読み続けて、あとがきまで読んでもやはりつまらないと思いました。ベスト10位に入っているのが信じられません。
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美湯
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残酷…
タイトル通り、かなりエグイ内容です。
読むなら、後書きまで読むべし!
最後の一行には著者の仕掛けた企みが隠されている―。一家惨殺事件の生き残りである十歳の少女が殺人鬼と化してしまった、哀しみのサスペンス。