- 孤宿の人 上巻
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- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 2009年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101369310
[BOOKデータベースより]
北は瀬戸内海に面し、南は山々に囲まれた讃岐国・丸海藩。江戸から金比羅代参に連れ出された九歳のほうは、この地に捨て子同然置き去りにされた。幸いにも、藩医を勤める井上家に引き取られるが、今度はほうの面倒を見てくれた井上家の琴江が毒殺されてしまう。折しも、流罪となった幕府要人・加賀殿が丸海藩へ入領しようとしていた。やがて領内では、不審な毒死や謎めいた凶事が相次いだ。
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ユーザーレビュー (4件、平均スコア:5)
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「おすすめ江戸時代の本」レビューコメント
宮部先生の作品を読むと、いつも心が震えます。捨て子同然に置き去りにされた少女「ほう」のまわりで起きる事件。彼女は純粋な心で係る人々の真の姿に触れていく…「ほう」という名前に込められた意味に気づかされた時、胸に迫るものがありました。宮部ワールドを堪能できる作品です。(baresi/男性/50代)
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「おすすめ江戸時代の本」レビューコメント
宮部さんの時代小説が好きでよく読むのですが、読みながら涙が止まらなくなったのはこの本だけです。主人公、「ほう」を取り巻く状況はどこまでも過酷ですが、そのなかにあってどこまでも健気に、ただひたすら懸命に生きていく「ほう」。何度読んでも、自分でもびっくりするくらい、嗚咽が漏れるほど泣いてしまいます。「ほう」のように真っ直ぐに生きていきたい、と思える本です。(ひぃこ/女性/20代)
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「おすすめ江戸時代の本」レビューコメント
小さな藩の中の複雑な人間模様と、小さなほうの成長が面白い。(まな/女性/20代)
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「日本列島 本の旅」レビューコメント
香川県の旧丸亀藩がモデルの、「丸海藩」を舞台した、歴史ミステリー小説です。実際は架空の藩のでの物語ですが、気候や舞台となる藩の情勢、とりまく時代背景まで、設定が細かく、読んでいるうちに実際にその舞台に立っているような錯覚になります。江戸から丸海藩に流れ着いた少女「ほう」は、やがて丸海藩中枢に関わる大きな事件に巻き込まれ・・・宮部みゆきさんのファンの方、ミステリー好きな方、歴史好きな方にはぜひ読んでほしいです。(momo/女性/20代)