草臥し日記

講談社文庫　は５８ー５

講談社
花村萬月　

• 価格: 744円（本体676円＋税）
• 発行年月: 2009年05月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784062763639

内容情報

[BOOKデータベースより]

「彷徨い疲れて地面に転がり、胎児のように躯を丸める。やがてそこに夜露がしんしんと降りてくるのです。あの夜を纏って肌がしっとりしていく瞬間の清浄な気配は、何ものにも代え難い」。究極の、怠惰と自由の快楽を味わい尽くすために、作家は今日も草臥す＝野宿する。優しく深く、脳髄を痺れさせるエッセイ。

公園にて
俵屋の器
茂木にて
海水浴のススメ
辞書の話
冬の植物園
待て
心を亡くす
風呂にでもはいるか
京のお風呂どすえ〔ほか〕