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[BOOKデータベースより]
情況の過酷さは、かつて盟友・同じ陣営と思われた人間の離反を現象させる。柄谷行人、蓮實重彦、浅田彰ら空虚なポスト・モダニストの変わり身の早い小利口はいうに及ばず、長年の詩的盟友・鮎川信夫、埴谷雄高との訣別も必然だった。彼らは時代の切迫に追い上げられ、情況に振り落とされたからである。だが、ひとり吉本隆明は屈することなく、“権力止揚”の意志を貫き通す。文化主義や機能主義の跋扈を根底から否定する、著者の真骨頂を示す魂の鮮烈な記録。全三巻待望の完結編。
情況への発言(一九八四年五月)中休みのうちに
[日販商品データベースより]情況への発言(一九八四年十一月)中休みをのばせ
情況への発言(一九八五年七月)中休みの自己増殖
情況への発言(一九八六年二月)雑多な音響批判
情況への発言(一九八六年十一月)海路の日和
情況への発言(一九八七年十二月)ひとの死、思想の死
情況への発言(一九八九年二月)“エチカの闘争”
情況への発言(一九九〇年三月)さまざまな応答
情況への発言(一九九一年五月)“切実なもの”とは何か
情況への発言(一九九二年五月)さまざまな死
情況への発言(一九九三年十二月)ひそかな経済工作
情況への発言(1)(一九九五年五月)徒党的発言の批判
情況への発言(2)(一九九五年五月)東北語と西南語の脱音現象について
情況への発言(一九九七年十二月)
直接購買者諸氏へ(一九九七年十二月)
情況を見据える吉本隆明の眼はさらに確かである。主体の自己分離の上で書かれた「主」「客」対話形式の妙を味わえ。離反や決裂をものともせず、孤立という代償を支払いながら情況の深部と拮抗した魂の鮮烈な記録。