- かたみ歌
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- 価格
- 605円(本体550円+税)
- 発行年月
- 2008年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101337715
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ユーザーレビュー (4件、平均スコア:4.8)
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あおひな




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つながるショートストーリー
作者の持ち味全開。短編なので読みやすいですし、最後で各々のエピソードがつながります。アカシヤ商店街、ちょっと行ってみたくなります。
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ほんらぶキャンペーン




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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
この本は全ストーリーが別々のようで最後の物語で全部のストーリーが繋がり思わず泣いてしまいます。何回も読み返しながら読むと面白さが倍増します。
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ほんらぶキャンペーン




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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
映画『三丁目の夕日』を思わせる、著者の持ち味「昭和のノスタルジックな雰囲気」全開の短編集。アカシア商店街を舞台に、古本屋を中心とした異なる主人公達の短編が少しずつつながっていく構成の小説です。全部読むと商店街のイメージが湧いてくる、箱庭みたいな趣があり、最後の短編『枯葉の天使』の結末で泣ける、そんなお話。この小説が気に入ったら、同氏の作品『わくらば』シリーズ等もおススメです。
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sige




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“涙”は出なかった
「涙腺崩壊・大反響・実力派直木賞作家の真骨頂!」の帯につられて買った。涙は一滴も出なかった。
全篇を通して登場する曲や商店街の佇まいはノスタルジーいっぱいという感じで懐かしい。第4話でお寺があの世と通じているという件が出てくるが、森見登美彦の「有頂天家族」で出てくる清水近くの“六道珍皇寺”を思い出す。この寺には“冥途通いの井戸”という井戸があり冥土への入り口とされている。この物語では井戸の代わりに“石灯籠の穴”が使われている。
第7話で今までの話がすべてまとまって大きな一つの物語として完結する。あ、そういう事だったのだと納得する。




























[BOOKデータベースより]
不思議なことが起きる、東京の下町アカシア商店街。殺人事件が起きたラーメン屋の様子を窺っていた若い男の正体が、古本屋の店主と話すうちに次第に明らかになる「紫陽花のころ」。古本に挟んだ栞にメッセージを託した邦子の恋が、時空を超えた結末を迎える「栞の恋」など、昭和という時代が残した“かたみ”の歌が、慎ましやかな人生を優しく包む。7つの奇蹟を描いた連作短編集。