[日販商品データベースより]
山姥の娘まゆは、ある日鬼に会います。鬼はまゆを煮て食べようとお湯を沸かしはじめます。まゆはそうとは知らず、薪の山を作ったり、かまどの石を積んだり、手伝います。その怪力に驚いた鬼も、鍋のお湯が沸くころには、もうすぐまゆを食べられるとにんまり。ところがお湯が沸くと、風呂を沸かしているとばかり思っているまゆは、「お先にどうぞ」と言うなり、鬼を鍋に放り込んでしまいます……。
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4回目の小学校の図書室での,おはなし会は
ちょうど節分の前日でした。
それならやっぱり鬼の絵本でしょう!?
ということで
この「まゆとおに」と,
ちばえみこさんの手づくリ絵本「おにのふんどし ちょいとぬえるかい」を読みました。
まゆはすごい力もち!
鬼に薪を作ってくれ と言われたら,
松の木を根っこからメキメキと引っこ抜くし,
火のまわりに置く石を拾ってきてくれ と言われたら,
鬼の岩屋をガラガラと崩して でっかい岩を持ってくるし!
聞き手の子供たちは,そんなまゆに
「すごぉぉぉい!」と感嘆の声\(^o^)/
一方,まゆを騙して食ってやろうとする鬼の方は
まゆに,礼儀正しく(^^)「おさきにどうぞ」と煮立ったお風呂(?)に放り込まれて
「ぎゃお〜!!」と情けない。
オンオン泣いて,まゆにおぶわれて,
やまんばの家でお尻に膏薬はってもらう姿は,
情けないを通り越して,なんだか気の毒^m^
子供たちは大笑い(((^◇^)))
天真爛漫なまゆと,ちょっと情けないけど可愛げのある鬼の
さわやかに笑えるお話でした。
読み終えたら,一人の女の子から質問がありました。
『やまんば って なんですか?』
あ,やまんばを今の子たちはわからないか〜^_^;
「山の奥に住んでる婆さまのことだよ。
昔の人は,だいたい ふもとの里に住んでいたから,
山奥に住んでいる婆さまは,恐ろしかったんだろうねぇ。
人を食うとも言われてて,妖怪の一種にされてるねぇ。」
そう説明すると,他の男の子が
『金太郎を育てたのは,やまんばだっていうお話があるよ!』
「そう!良いやまんばもいるよ!!
そういえば,このまゆちゃんも,金太郎みたいに力持ちだねぇ!!」
子供たちが とっても良い質問をしてくれて,
さらにやまんばと金太郎とまゆちゃんの関係についてまで
気付かせてくれました。
子供って すごいなぁ(*^_^*)
すごい子供と鬼の話の次は
すっごい!婆様と地獄の鬼のお話「おにのふんどし ちょいとぬえるかい」を読みました。(あんぴかさん 40代・宮城県 女の子15歳、女の子8歳)
【情報提供・絵本ナビ】