- 島抜け
-
- 価格
- 693円(本体630円+税)
- 発行年月
- 2002年10月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101117447
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[BOOKデータベースより]
読んだ講釈が幕府の逆鱗に触れ、種子島に流された大坂の講釈師瑞龍。島での余生に絶望した瑞龍は、流人仲間と脱島を決行する。丸木舟で大海を漂流すること十五日、瑞龍ら四人が流れついた先は何と中国だった。破船した漂流民と身分を偽り、四人は長崎に送り返される。苦難の果て、島抜けは見事に成功したかに思えたが…。表題中篇をはじめ、「欠けた椀」「梅の刺青」の三篇を収録。