さまよえる英霊たち

国のみたま、家のほとけ

柏書房
田中丸勝彦　重信幸彦　福間裕爾　

• 価格: 2,420円（本体2,200円＋税）
• 発行年月: 2002年07月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784760122615

内容情報

[BOOKデータベースより]

祀られる戦歿者をめぐる声なき声のフォークロア。在野の民俗学者執念の遺作。

英霊と祖霊のはざまから
「英霊」の発見
英霊供養―長崎県壱岐郡の事例を中心に
靖国神社をめぐって
英霊祭祀の周辺
語られる英霊
国と民俗行事
民俗学徒として
嗚呼警神増田巡査―殉職英霊の祭祀と民間信仰
バッソンサンのこと
落人伝承と祟り神―唐津周辺のキシダケバッソン
顕彰と賛美のことば―「空閑少佐」という美談から
宗教の近代

[日販商品データベースより]

国家と国民の共犯関係の中で、英霊がどのように現実性を帯びて行ったかを問い、生死をめぐる近代的世界観のあり様を内側から照らし出す。在野の民俗学者の１０数年にわたる英霊研究の論文・覚書をまとめた遺作。