[日販商品データベースより]
暑い夏。木漏れ日がゆれている。
「昼ごはん食べたら、とんぼ池で遊ぼう」と、いっくん。
子どもたちみんなでおでかけです。
とんぼ池には、とんぼがいっぱい。
木のえだでつくったボートでこぎだそう。
カエルや、イモリ、ゲンゴロウもいるよ。
ヒグラシが鳴き始めた夕焼けの道。
赤トンボといっしょにかえろう。
たくさんのトンボたちと、水辺の生き物が登場する、人気ロングセラーシリーズ第11作。10ぴきのきょうだいたちは、ハグロトンボ、オニヤンマ、ギンヤンマ、シオカラトンボ、ナツアカネなど、たくさんのとんぼたちと出会います。
アシの茎を登るヤゴ、オスがメスの上に直立するキイトトンボの産卵、水面に輪をつくってたまごをうむシオカラトンボ、水草の先に足をすぼめてとまり羽を休めるノシメトンボの群れ……。水辺にくらすトンボたちの生態のおもしろさや、卵/ヤゴ/成虫と姿をかえる命のつながりが、丁寧に描きこまれています。
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夏にぴったり。「14ひき」シリーズの1冊。きょうだい10ひきは、お昼ごはんのあと、とんぼ池で遊ぶことにします。気をつけていっておいで、と、おかあさん。子どもたちだけで出発です。本書の魅力はなんといっても、いわむらかずおさんが描く全ページにわたる緻密な絵。池のまわりの植物の濃淡、水紋、水面下におぼろげに見える生き物たち。緑にあふれた世界を、飽きずにいつまでも眺めていられます。暑い夏の日、きょうだいといっしょに水草のすべりだいで遊べたらどんなに気持ちいいでしょう!ねずみたちの目線になれるぐっと近い自然界はいつものこと、いくつもの種類のとんぼが描き分けられているのがとりわけ一番の見どころです。わが家では昆虫図鑑を持ち出してきて「おにやんま」や「おおるりぼしやんま」「しおからとんぼ」を見比べました。実はとんぼ池は、いわむらかずお絵本の丘美術館(栃木)のうぐいす谷に実在する、ため池がモデル。自然観察会などのイベントで訪れた方もいらっしゃるかもしれません。里山のため池は、生き物の宝庫。大切にしなくちゃという気落ちが自然に湧き上がってきます。きょうだいの中で年下の「くんちゃん」や「とっくん」がどんなふうに姉兄に助けられ水遊びに参加しているか、真ん中の「ごうくん」たちがのびのびと先頭切って走っていく様子も注目してくださいね。多くの人に愛され続ける「14ひき」シリーズ。ほほえましいきょうだいたちに、いつもロングセラーの理由を納得させられます。
(絵本ナビライター 大和田佳世)
私も息子も大好きな「14ひき」シリーズの1冊です。
文字が少ないので、息子がほんとに小さな頃から読み聞かせてきたこのシリーズ。
6歳になった今でも、ときどき開いて楽しんでいます。
「とんぼいけ」は、きらきらした夏の日差しを感じられるお話です。
いつものみんなが、とんぼ池で遊んだ一日を描いています。
さすがとんぼ池というだけあって、すごくたくさんの種類のトンボ達が登場します。
このシリーズは、ほんとうに素敵な挿絵なんですよね。
文章は短く、一番下の小さなスペースに1行ずつ書かれているだけなので、全面に描かれた絵をじっくりじっくり楽しむことができます。
舞台が夏なので、基本的にはいろんなトーンの緑が溢れているページが多いのですが、最後の方にでてくる夕暮れのシーンの色がはっと目をひくくらい綺麗です。
小さいお子さんから楽しめる、素敵な絵本です。(あんれいさん 30代・静岡県 男の子5歳)
【情報提供・絵本ナビ】