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角川文庫 12308
角川書店 KADOKAWA 下山進
一九七一年の金ドル交換停止により、世界はカネでカネを買う時代に突入した。金融情報をつかんだメディアが覇権を握る「サイバー市場」が一気に加速。情報鎖国・日本を舞台に、「ロイター」「日本経済新聞」「ブルームバーグ」「時事通信」による、激烈なる情報戦争がはじまった―。その興亡のなかで生まれ、喪われたものは何だったのか。九〇年代後半に世界を席巻したグローバリゼーションの波。その潮流を超えて、メディアの生き残りに賭けた男たちの物語。
第13章 カジノか、ジャーナリズムか第14章 進出第15章 黄金の八〇年代第16章 森田失脚第17章 バブル崩壊第18章 金融からジャーナリズムへ第19章 兜倶楽部開放第20章 試練第21章 記者たち第22章 東京三菱銀行合併スクープ異聞第23章 愛する者のためにエピローグ新章 はてしない物語
「小説書きの側からすると、男と女の深淵に迫るというのではなしに、どうやったらこんなに素晴らしいものが作れるのかと、唖然とする」。後に直木賞作家になる白石一文はこの本のゲラを最初に読んだ時、こう著者宛ての手紙にしたためた。 記者クラブの自由化、通信の自由化とともに、日本経済新聞のカネを生む端末QUICKに一挙に苦境が訪れる。ディーラーが株や通貨の運用を分析する端末から始まったブルームバーグがニュース帝国を築き、ロイターはついにサイバー空間上に為替市場をつくりだした。カネがカネを生むマネー資本主義の成立に翻弄されながらも、世紀のスクープに挑む記者たち。不朽の名作完結編。第13章 カジノか、ジャーナリズムかロイター・モニターの次のステップは取引の執行だった。が、ひとりの編集幹部が異議を唱える。これはカジノだ!第14章 進出国内市場に乏しいロイターは、早くから国際市場を開拓していった。日本はその最大のターゲットであった第15章 黄金の八〇年代日経の総合情報化路線は、森田康の社長就任で花開く。通信社機能を持ち、国際市場に打って出ようとする森田第16章 森田失脚総合情報化路線をひた走る森田日経にスキャンダルが炸裂した。森田が語った最初で最後のリクルート事件始末第17章 バブル崩壊バブル崩壊で縮む東京の証券市場。しかし、日経QUICKの放埒な投資は止まらなかった。暗い凋落の予感が……第18章 金融からジャーナリズムへ米国の金融革命はまったく新しいタイプのメディアを生んだ。ソロモン・ブラザーズのトレーダーが興した新通信社第19章 兜倶楽部開放第20章 試練第21章 記者たち第22章 東京三菱銀行合併スクープ異聞専門情報か。スクープか。記者たちは苦悩する。激しい電子メディア戦争のなか、最大級のスクープに挑む記者たち第23章 愛する者のために一刻も早く市場へニュースを。自由化と技術革新による競争の激化で、記者たちは極限状況におかれる。壮絶な戦死エピローグ政治が経済を屈伏させていた時代から、経済が政治を屈伏させる時代へ。往復運動をしながらも歴史は作られていく文庫版特別書き下ろしインターネットはロイターを無にするのか? 急落する株価にロイターは重大な決断をする。登場人物たちのその後解説 外岡秀俊 空前の規模で描くメディアの変貌
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1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
一覧を見る
[BOOKデータベースより]
一九七一年の金ドル交換停止により、世界はカネでカネを買う時代に突入した。金融情報をつかんだメディアが覇権を握る「サイバー市場」が一気に加速。情報鎖国・日本を舞台に、「ロイター」「日本経済新聞」「ブルームバーグ」「時事通信」による、激烈なる情報戦争がはじまった―。その興亡のなかで生まれ、喪われたものは何だったのか。九〇年代後半に世界を席巻したグローバリゼーションの波。その潮流を超えて、メディアの生き残りに賭けた男たちの物語。
第13章 カジノか、ジャーナリズムか
[日販商品データベースより]第14章 進出
第15章 黄金の八〇年代
第16章 森田失脚
第17章 バブル崩壊
第18章 金融からジャーナリズムへ
第19章 兜倶楽部開放
第20章 試練
第21章 記者たち
第22章 東京三菱銀行合併スクープ異聞
第23章 愛する者のために
エピローグ
新章 はてしない物語
「小説書きの側からすると、男と女の深淵に迫るというのではなしに、どうやったらこんなに素晴らしいものが作れるのかと、唖然とする」。後に直木賞作家になる白石一文はこの本のゲラを最初に読んだ時、こう著者宛ての手紙にしたためた。
記者クラブの自由化、通信の自由化とともに、日本経済新聞のカネを生む端末QUICKに一挙に苦境が訪れる。ディーラーが株や通貨の運用を分析する端末から始まったブルームバーグがニュース帝国を築き、ロイターはついにサイバー空間上に為替市場をつくりだした。カネがカネを生むマネー資本主義の成立に翻弄されながらも、世紀のスクープに挑む記者たち。不朽の名作完結編。
第13章 カジノか、ジャーナリズムか
ロイター・モニターの次のステップは取引の執行だった。が、ひとりの編集幹部が異議を唱える。これはカジノだ!
第14章 進出
国内市場に乏しいロイターは、早くから国際市場を開拓していった。日本はその最大のターゲットであった
第15章 黄金の八〇年代
日経の総合情報化路線は、森田康の社長就任で花開く。通信社機能を持ち、国際市場に打って出ようとする森田
第16章 森田失脚
総合情報化路線をひた走る森田日経にスキャンダルが炸裂した。森田が語った最初で最後のリクルート事件始末
第17章 バブル崩壊
バブル崩壊で縮む東京の証券市場。しかし、日経QUICKの放埒な投資は止まらなかった。暗い凋落の予感が……
第18章 金融からジャーナリズムへ
米国の金融革命はまったく新しいタイプのメディアを生んだ。ソロモン・ブラザーズのトレーダーが興した新通信社
第19章 兜倶楽部開放
第20章 試練
第21章 記者たち
第22章 東京三菱銀行合併スクープ異聞
専門情報か。スクープか。記者たちは苦悩する。激しい電子メディア戦争のなか、最大級のスクープに挑む記者たち
第23章 愛する者のために
一刻も早く市場へニュースを。自由化と技術革新による競争の激化で、記者たちは極限状況におかれる。壮絶な戦死
エピローグ
政治が経済を屈伏させていた時代から、経済が政治を屈伏させる時代へ。往復運動をしながらも歴史は作られていく
文庫版特別書き下ろし
インターネットはロイターを無にするのか? 急落する株価にロイターは重大な決断をする。登場人物たちのその後
解説 外岡秀俊 空前の規模で描くメディアの変貌