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[BOOKデータベースより]
本書は慶応義塾大学地域研究センターが平成10年度(1998年度)の事業の一環として主催した地域研究講座「アジアの金融・資本市場」の内容をまとめたものである。1997年7月に噴出したタイ通貨バーツの投機売りに端を発し、韓国、フィリピン、マレーシア、インドネシアなどの近隣諸国の通貨安の動きにも波及したいわゆる東・東南アジアの通貨・金融危機をトピック・テーマとして、アジアの金融・資本市場をめぐる問題をできるだけ多面的に解明・分析する。
アジア通貨危機と今後の展望
金融システムのどこに問題があったか―産業構造論的アプローチ
アジア通貨危機とIMFの役割
先進国とエマージング・マーケット―「拡大均衡」へ
タイ経済の変化と金融危機
東アジア通貨危機と今後の課題
韓国の通貨・金融危機の現状と見通し
中国株式市場の形成過程―A株(国内投資家向け株式)市場を中心に