[日販商品データベースより]
「これは かぼちゃの たね、
いのちの つぶだよ、と おじいさん。
みんなで たねまきしよう、と おとうさん。」
みんなで草を抜いて、土をたがやしたら、種まきです。
「ゆっくり おやすみ たねさん、よっちゃんがいうと、 しっかり めをだしてね、と なっちゃん。」
「本当に生きているのかな」と、子どもたちが見守る中、ある日ようやく芽をだしたかぼちゃ。枯れ草をしいたり、虫をおいはらったりしている間に、かぼちゃは葉っぱをのばして、ぐんぐんと大きくなっていきます。かぼちゃに黄色い花がさいて、やがてちいさな実ができました。かぼちゃのあかちゃんに、さっちゃんは「かぼちゃん」と名前をつけます。
風のうなる嵐の日も、子どもたちは嵐からかぼちゃんを守ります。季節がすぎ、大きく立派に実ったかぼちゃを、さあ、みんなで収穫です。
かぼちゃコロッケ、かぼちゃまんじゅう、かぼちゃの煮付け、かぼちゃスープに、かぼちゃパイ。おいしそうなごちそう、みんなでいただきます。
かぼちゃを題材に、命のつながりを描いた人気ロングセラーシリーズの第10作。子どもたちに身近な食べ物かぼちゃがどのように種から成長し、花を咲かせ、実となるのか、美しく丁寧に描かれています。
種から実となり、また種となるかぼちゃの命のつながりとともに、自然の恵みの中で、おじいさんから孫たちへと手渡されていく、くらしや命のつながりがあたたかく描かれています。
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ある日、かぼちゃの種を手にしたおじいさんを囲んで、おとうさんが「種まきしよう」と提案。みんなで土を耕して、かぼちゃの畑を作ることになりました。 芽が出てからというもの、子供たちはかぼちゃのお世話に大忙し。そして、季節は過ぎ、いよいよ収穫の秋を迎えます。
作物を育てる14匹の労働と収穫の喜びが、かぼちゃの発芽から開花、実になる過程を通して、それぞれ畑の一風景の中に描かれます。大きなかぼちゃに成長するまでを見守る子供たちのまなざしは、真剣そのもの。虫がつかないように、風雨の被害を受けないようにという収穫までの苦労は、体験者でなければわからないものでしょう。自然と触れ合い、苦労あっての喜びを分かち合う生活本来の営みを、14匹が教えてくれるかのようです。 冒頭に「命の粒だよ」と説明してくれたおじいちゃんの言葉どおり、かぼちゃの実は生命の象徴であると同時に、貴重な食料源でもあります。かぼちゃパイ、スープ、煮物、おまんじゅう……に舌鼓を打つ14匹を見て、今夜のおかずはかぼちゃにしようと思う読者も多いのでは。団らんの中の食事風景には、幸福が満ちあふれています。――(ブラウンあすか)
長男が小学校から毎日借りてくる図書館の本。
一時期ずっと、このいわむらかずおさんの14ひきシリーズが続きました。
この本を読む時は、“おとうさん、おかあさんー”から始まる冒頭の文章を、兄弟交互に言うのが我が家ではすっかりお決まりの本読み開始の合図となりました。
シリーズ中、私のお気に入りの1冊がこの「14ひきのかぼちゃ」です。
おじいさんがかぼちゃの種をみなに《いのちの粒だよ》と話すところから始まります。季節の移り変わりとともにかぼちゃが成長していく様子、それを育てる家族の奮闘ぶり。大事に大事に育てたからこその収穫の喜びがあって…、そしてまた次の新しい命に繋がってゆく。
かぼちゃの成長とリンクして、3世代で生活している家族からも繋がってゆく命を垣間見た気がしました。
この本は手元に置いて、何度も読みたいなと思う本です。(みかっけさん 30代・鹿児島県 男の子7歳、男の子4歳)
【情報提供・絵本ナビ】