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[BOOKデータベースより]
利根川河畔に長塁を連ねる赤い煉瓦塀の前橋監獄。明治21年開設以来幾多の風雨に耐え、世間を隔てて、今も残る煉瓦塀。詩人たちは窺い知れない、その塀の中への哀切の思いを、歌に詩に絵画に刻んだ。秩父事件、破獄、文学者と監獄との関わり、囚人の仕事等々。書かずにいられなかった1世紀に亘るこの異域の挿話を文学的に実証的に掘り起こす。
「監獄裏の林」にて―萩原朔太郎作品と秩父事件死刑囚
「監獄の横」の画家―中川一政の巣鴨・前橋監獄作品
さくら刻印の囚人煉瓦―その魅力に憑かれて30余年
前橋市宇甫分甲309―囚人印刷・製作の詩歌誌・詩歌集
監獄のほとりで―エピソード数珠つなぎ七篇
河畔囚獄の年代誌―煉瓦塀をめぐる百余年の風雨