[BOOKデータベースより]
高い高い木の上に、おつきみ台ができました。わぁー、おつきさんがでたよ。
[日販商品データベースより]今夜は十五夜。
14ひきの子どもたちは、おうちのある大きなクヌギの木の上に登り、何かを作っています。
「木の枝 切って、
ひもでしばって、
なにつくってる?」
子どもたちが力をあわせて、できあがったのは、みはらしのいいお月見台。
「ずっと ずっと 遠くが見える。
やっほー、おとうさんたち はやく おいでよ」
まっかな夕日がしずみ、あたりの森一面がもえるような夕焼けです。
夜が広がり、お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさんたちものぼってきました。
栗の実やどんぐり、おだんごをお供えしたら、山の向こうから、まんまるなお月さまがあらわれました。
「おつきさん ありがとう、
たくさんの みのりを ありがとう、
やさしい ひかりを ありがとう。」
お月見を題材に、自然の恵みへの感謝を描いた人気ロングセラー「14ひきのシリーズ」の第6作。
時間の経過とともに、夕暮れや月の光など、森の中の光と色の変化が繊細に美しく描かれ、その場にいるような森の空気や臨場感が伝わってきます。
お月見台を作るのに、お父さんに代わり中心になってがんばるいっくんやにっくん、小さなくんちゃんをやさしく気遣うさっちゃんの様子など、本作でも、家族1ぴき1ぴきが丁寧に描きこまれ、仕草や表情から14ひきたちの会話が聞こえてくるようです。
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滑車を使って、かごの中、ぐんぐん上に向かっているのはくんちゃん。木の上高くに待ち構えているのはさっちゃん、ごうくん。ここからははしごを使って、さらに上へ。どんぐりの実がたくさん実る樫の木の、上へ上へとみんなが向かいます。落ちないように気をつけて! 木の枝を切り、ひもで結んで、子供たちが一生懸命作っているものは――、お月見台。そうです、今夜は中秋の満月。14匹はみんなで力を合わせ、お月見の準備をしています。
色づいた葉と、どんぐりの実の揺れる太い樫の木を登り、ねずみながらの小技を使ってお月見台作りに奮闘する子供たちの姿が、実に生き生きとしています。その光景を木の上から描写した構成は立体的で、まるで迷路を見ているかのよう。「自分たちも上ってみたい」と、うらやむ小さな読者も、きっといることでしょう。 夕日が沈み、満月が昇る場面は壮観です。ススキを飾り、月見だんごをお供えするお月見の風習を知ることができますね。 自然の気高さと、自然と共存する美しさが描かれた、日本の秋がいっぱいの作品です。――(ブラウンあすか)
植物の教師である義兄が勧めてくれた絵本。植物の絵がとても正確で色合いも美しいとの事。初めて絵本を開いた時、確かに精密な絵だなと思いました。月が大好きで最近植物にも興味を示したきた息子のお気に入りの絵本の一つです。小さいネズミ達が苦労してお月見台を高い木の上に作った後、月が出てくるクライマックスの所では『ヤッター』と拍手したくなります。息子も月が出てくる頁では歓声を上げ、私も嬉しくなります。月に向かって「やさしい光をありがとう」という言葉には胸を打たれました。電気の中で生活している私には月の優しい光には気づきませんでした。自然の恵みを優しく教えてくれる素晴らしい絵本です。(コリィさん 30代・大阪府 1歳)
【情報提供・絵本ナビ】