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[BOOKデータベースより]
思慕し、誇示し、たたえ、名づける声。神に、王に、恋する者に、生まれ出た者に、死者に向って発せられる声。すぐれて個別的かつ制度的な声。声をめぐり、アフリカの無文字社会でのフィールド・ワークにはじまる考察は、日本・ヨーロッパ諸語の擬声語・擬態語、音感、類音類義、楽器と言語、語り、民話、音楽…人称と、さまざまな事象に及ぶ。声の豊饒な沃野のなかに近代社会の個性(ペルソナ)の裡の姿を浮かび上がらせる。
権力の声、戯れる声
音声の象徴性
音と意味
類音類義
楽器音と言語音
声で奏することと楽器で語ること
音の共感覚
名を呼ぶ
うたう、あてこする
死者の名を呼ぶ
名をたたえる―声の芸人たち
ほめる声、おびやかす声
名とうたのあいだ
語りの人称
ことばの職人、ものの職人
人称の多重性
声とペルソナ
記号をこえて