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日本人とは誰か、を問う
混沌とした世界情勢のなかで、日本人としてどうあるべきか、を問う著者は、激動の時代に日本の出て、日本人を外から観て、今までにない日本人論を展開している。たんなる海外移住案内でない、人間の在り方を根本的に見つめ直した末の日本人の進むべき方向を示唆する。小説「バルセロナの侍」の文体を彷彿とさせる畳み込むようなリズムのある文章は、とくにスペイン、メキシコ、南米の旅での心象文にもっとも魅惑的に表現されている。とくに日本のバブル期に、世界へ飛び出し、ベルリンの壁の崩壊などの歴史の証言とも言える想いに、この本の価値がある。