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[BOOKデータベースより]
既習が定着していない子。答えが分かって退屈する子。問題を把握できない子。交流に価値を見出せない子。クラス全員の関わりの中で授業をつくる。
1 算数授業と子どもの学力差(授業が面白くない子どもたち;授業が難しくて困っている子ども;授業が簡単すぎると思っている子ども;算数らしい学び方を全ての子どもたちに)
[日販商品データベースより]2 授業が難しくて困っている子どもに寄り添う(既習事項が定着できていない子;問題を把握することに困っている子;問題解決の手立てがわからない子;友達の意見を聞いてもわからない子;自分の考えをうまく話せない子;なぜか一人だと解けない子)
3 授業が簡単すぎると思っている子どもに寄り添う(最初で見えてしまう子;答えを出せた子;友達との交流に価値を感じていない子;やりたい追究が周囲とずれている子)
4 学力差に寄り添う授業の実践(「思い通りにいかない」ことを通して学ぶ(1年「おおきさくらべ(1)」);習熟でも見方・考え方を追究する(2年「ひき算の筆算」);「算数の言葉」を教え込むのではなく、自分で知りたいと思わせる(3年「円」);「比べる」から考えを「つなげる」算数の授業(4年「小数のたし算、ひき算」);「分かるけどできない」「できないけど分かる」(5年「整数」);見えるようになる!図形の見せ方(6年「円の面積」))
本書の概要
教室のリアルな「学力差」に向き合い、具体的な手立てを提案。授業が難しい子、簡単すぎると感じる子の双方に寄り添う多角的な分析とサポートを収録。多様性を包摂し、クラス全員で「深い学び」を創るための実践が満載の一冊です。
本書からわかること
「難しくて困っている子」と「簡単すぎる子」双方へのアプローチ
算数の授業の学力差を「難しすぎて困っている子」と「簡単すぎて退屈している子」の両側面から捉え、子どもたちが互いの「心のこえ」に耳を傾ける授業を提案。正解を出すことだけを目的にせず、わからなさへの共感や、既習事項を活かした新たな問いの創出を重視て、どちらかの層を切り捨てるのではなく、全員が主体的に算数の面白さを味わえる授業の実現を目指します。
「子ども分析」と「サポートの手立て」がセットでわかる
各項目で、具体的な「子どもの姿」の深い分析から始まり、明日からすぐに使える「サポートの手立て」を詳説する構成になっています 。例えば、問題を把握できない子には数値を出さずに思考させたり、得意な子には特殊から一般への学び方を促したりといった、多角的なアプローチを収録。教師の主観だけでなく、多角的に子どもを見取る「眼」を養うためのヒントが凝縮されています 。
学力差を「個性」として肯定し、心理的安全性を高める集団づくり
学力差を「なくすべき欠点」ではなく、「自分らしさ」や個性として肯定するマインドセットを提示しています。ミスを恐れず安心して「わからない」と言える心理的安全性が、学びの土台となります。テストの数値だけでは測れない子どもの意欲や思考のプロセスにも価値を置き、クラス全員の関わりの中で学びを深めていくための、温かくも学びのある集団づくりが学べます 。
多様な背景をもつ執筆陣による、リアルな現場の「こえ」と対話の価値
オンラインで活動する全国算数サークル「こえかふぇ」のメンバーによる、公立小、国立附属、大学といった多様な現場の実践と知見が詰まっています。執筆者同士の座談会では、家庭環境や発達特性など学力差の背景にある複雑な要因にも切り込み、現場の悩みを等身大で共有。各地の教育観が響き合う内容は、自身の授業観をアップデートし、同僚の先生方と協働的に語り合う際の確かな指針となります。
こんな先生におすすめ
・クラス内の差が大きく、「どこにターゲットを絞ればいいか」悩んでいる先生
・苦手意識を持つ子に、「わかった!」の笑顔を取り戻したい先生
・先取り学習で「退屈している子」を、知的な探究へと誘いたい先生