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[日販商品データベースより]
【読者対象】
本書は,今日のAIやロボットなどの技術の基盤となったサイバネティクスの思想と,その歴史的・現代的・将来的な展開に関心を持つ以下のような幅広い読者を対象としています。
・オートポイエーシスやエナクションといった概念を学びたい大学院生や学部生
・自律システムに対する新たなアプローチを模索する理工学系の研究者や技術者
・現代技術と社会や人間との関係に関心を持つ人文・社会科学系の研究者や実務家
【書籍の特徴】
近年,オートポイエーシスやエナクションといった自律システムに関わる概念が,身体性認知科学を筆頭に,AIやロボット研究などの文脈でも注目され始めています。これらは従来のサイバネティクスからの理論的・思想的「転回」のもとに成立している,新しいサイバネティクス(ネオ・サイバネティクス)に関連する議論です。本書は,細胞レベルの生命システムから人間の社会システムにまで至るサイバネティックな議論の核心を掴むため,その思想的,歴史的背景から解説します。これにより,現代の技術や社会を批判的に捉え直し,それらの新たなあり方を探究するための視座を提供します。各章の連結は緩やかで,読者は関心のある章から読み始めることができます。
【各章について】
1章では,サイバネティクスと「情報」にまつわる2つのパラダイムと,自律システムの諸理論としてのネオ・サイバネティクスを紹介します。
2章では,他律システムの理論から自律システムの理論への「転回」と,その思想的意義を明らかにします。
3章では,オートポイエティックな生命とエナクティヴな意識の連続性を示し,身体性について問い直します。
4章では,身体性認知科学や人工生命研究へと展開されたエナクティヴ・アプローチを整理し,主体性や自律性を再考します。
5章では,サイバネティクス以前に始まる制御技術とその社会学的背景を辿り,現代社会を特徴づける「制御」の可能性と限界という問いを導きます。
6章では,組織モデルとしての存続可能システムモデルを紹介し,社会組織の存続可能性と自由や多様性との関わりを論じます。
7章では,人間にとっての意味やコミュニケーションを重視するネオ・サイバネティックなデザイン論と,その今後の展望を示します。
さらに各章の間には,サイバネティクスの思想史にまつわる短い論考をコラムとして配置しています。
【著者からのメッセージ】
本書の議論が,自律システムとしての生命や人間のあり方をより立体的に照らし出し,これからの技術や社会のあるべき姿を読者が自ら想像し,創造していく一助となるならば,これ以上の喜びはありません。
【キーワード】
サイバネティクス,ネオ・サイバネティクス,オートポイエーシス,エナクティヴ・アプローチ,生命,自律性,身体性,制御,存続可能システムモデル,デザイン