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[日販商品データベースより]
本書の概要
「よい授業」とは何か。その問いに対して、本書は「国語科という教科の特質に即した〈授業の見方〉」を提示します。授業中の子どもの姿、教師の働きかけ、教材・教科内容の扱い方──それらをどう見取り、どう意味付けるのか。
国語科教育の実践と研究を積み重ねてきた著者が、授業を成り立たせる「普遍的な核」に光を当て、授業の本質を読み取るための視点と具体的なポイントを46項目で丁寧に解説します。授業改善や授業研究の確かな拠り所となる一冊です。
本書からわかること
<国語授業を成り立たせる「普遍的な核」>
本書は、教材や単元、指導法が変わっても揺らがない、国語授業を成り立たせる「普遍的な核」を明らかにします。言葉を通して意味を捉え、他者と共有し、思考を深めていくという国語科固有の学びの構造に着目し、学習活動の表面ではなく、その背後で何が起きているのかを丁寧に読み解きます。授業の成否を雰囲気や結果だけで判断するのではなく、「教科としての国語科の学びが成立しているか」という視点をもつことで、授業を見る目そのものが鍛えられます。
<参観者としての心構えと、授業を見る視点の広げ方>
授業参観で見るべきものは、授業中の45分間だけではありません。本書は、授業前後の子どもの姿や学習指導案、教室掲示や教室環境といった周辺情報にも、授業づくりに生かせる重要な手がかりがあることを示します。また、自由進度学習的な学習や全体での話合いを基盤とした授業など、授業形態の違いによって、何に着目し、どう記録を取るのかも変わってきます。
参観者としての立場から授業を見る際の視点と姿勢が整理され、より実りある授業参観・研究につながります。
<授業中の「子ども・教師・教材」の見取り方>
国語の授業では、子どもの発言だけでなく、沈黙や言葉を探す時間、教師とのやり取りの過程そのものに学びがあります。本書では、子どもがどのように教材と向き合い、教師の発問や板書がどのように思考を支えているのかを具体的に示します。
子ども・教師・教材(教科内容)を切り離して見るのではなく、それぞれの関係性の中で授業を捉えることで、表面的な評価にとどまらない、国語授業の本質的な理解が可能になります。
<日々の授業・授業研究への生かし方>
本書で示される「授業の見方」は、研究授業や参観時だけの特別なものではありません。日々の授業を振り返り、次の実践につなげるための実践的な視点として位置づけられています。活動の成否や時間配分といった表層的な反省に終わらせず、教科の特質に照らして授業を捉え直すことで、改善の方向性が明確になります。授業研究や協議の場でも、共通の言葉で授業を語るための確かな軸を提供します。
第5章では、著者陣が実際に授業を参観し、子どもの学び、教師の手立てをどのように見取ったのか、また授業を見取る際に大切にしていることなどを語り合いました。