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[BOOKデータベースより]
なぜ食べるのか。何のために食べるのか。生理的欲求と文化的欲望の交錯の先にあるもの。
食の欲望論 生理的欲求と文化的欲望の交錯
[日販商品データベースより]第1部 食の欲望の人類史(なぜそれを食べるのか 人類の食の進化;飲食の欲望とつながりの人類史;エチオピア農耕民デラシャの欲望を実現させた主食の酒「パルショータ」)
第2部 なぜ人は“食べ過ぎる”あるいは“食べることを拒否する”のか(病みつきのメカニズム 油脂のおいしさは脳の興奮か;食の欲望とその制御 薬物依存との対比から;拒食と過食の人類学 ヒポクラテスの養生法を手がかりに)
第3部 食の欲望はどこへ向かうのか(ヘルシーフードの一五〇年 〈健康欲〉は日本の食をどう変えてきたのか;フードテックがもたらす食の欲望の未来 文化生態学的視座、そして歴史的省察からの再構築;宇宙環境における食の欲望 宇宙食と宇宙飛行士;「映え」(≒茶)は食欲を否定(抑制)し、同時に肯定(拡張)する。)
総括 欲望の「0地点」を追い求める
「食への欲望」とは何か。
哺乳類や霊長類における食性の進化から、アフリカ狩猟採集民の肉への渇望、エチオピア農耕民が酒を主食とする独自の食習慣、そして脳科学が明らかにする「病みつき」のメカニズムまで。本書は、人類学・心理学・食品科学・歴史学といった多角的な視点から、食の欲望の起源とその変容を考察する。さらに、健康志向やフードテック、宇宙食、SNSの「映え」文化など、現代から未来へと広がる食のかたちにも目を向ける。
生存のための「欲求」は、いかにして快楽や情報への「欲望」へと変容したのか。
「食の欲望」をテーマに、人間と食の複雑な関係に迫った2024年度〈食の文化フォーラム〉の記録本。
【目次】
[巻頭言]
現代社会における食欲とは 身体と社会とのあいだで(野林厚志)
[序 章]
食の欲望論 生理的欲求と文化的欲望の交錯(小林哲)
[第1部]食の欲望の人類史
第1章 なぜそれを食べるのか 人類の食の進化(上野吉一)
第2章 飲食の欲望とつながりの人類史(池谷和信)
第3章 エチオピア農耕民デラシャの欲望を実現させた主食の酒「パルショータ」(砂野唯)
座談会 食の欲望論から見た共食のゆくえ(上野吉一・池谷和信・原田信男・小林哲〈コーディネーター〉)
[第2部]なぜ人は〈食べ過ぎる〉あるいは〈食べることを拒否する〉のか
第4章 病みつきのメカニズム 油脂のおいしさは脳の興奮か(伏木亨)
第5章 食の欲望とその制御 薬物依存との対比から(廣中直行)
第6章 拒食と過食の人類学 ヒポクラテスの養生法を手がかりに(浮ヶ谷幸代)
[第3部]食の欲望はどこへ向かうのか
第7章 ヘルシーフードの一五〇年 〈健康欲〉は日本の食をどう変えてきたのか(畑中三応子)
第8章 フードテックがもたらす食の欲望の未来 文化生態学的視座、そして歴史的省察からの再構築(亀岡孝治)
第9章 宇宙環境における食の欲望 宇宙食と宇宙飛行士(中沢孝)
第10章 「映え」(≒茶)は食欲を否定(抑制)し、同時に肯定(拡張)する。(藤本憲一)
[総括]
欲望の「0(ゼロ)地点」を追い求める(藤本憲一)
あとがき(小林哲)
執筆者紹介